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ストレングスファインダー®で信頼関係を築く

前回の続きです。

そもそも“信頼”とは何かと言えば、この人になら安心して任せられる、委ねられるという、そういう気持ちを相手に対して抱いているということです。

そして、任せられる、委ねられるの前提にあるのは、自分の期待通りに相手が振る舞ってくれるはずということだと思います。

その期待値は、もちろん人それぞれに違います。

そこには自分がこれが正しいと思う思考パターン、すなわちストレングスファインダー®で言うところの自分の資質が反映されています。

人は自分の価値観に近い人を信用する


例えば「責任感」の資質を上位に持つ人は、自分にも相手にも誠実さを求めます。

そういう人が信頼を置きやすいのは、ルールをきちんと守ったり、時間に遅れないような人です。

逆に、決まりごとを守らず、時間にもルーズな人(と思える人)を信頼しようとは思わないでしょう。

「共感性」「調和性」を上位に持つ人であれば、人の気持や、場の空気を配慮できる人に信頼を寄せるでしょうし、そうでない人を信頼することは難しいでしょう。

誰しもが、自分だけの思考パターン、資質に無意識でいると、自分だけの正しさが当たり前となっていて、その当たり前に適合する人を信頼のおける人と見なしてしまうのです。

そしてそれは、もちろんとても自然なことではあります。

しかしながら、多様な人々が集まりチームを形成する際、その状態のままでは困る訳です。

異なる思考パターンを持つ人々の集合体がチームであり、そこにいる全員が自分の当たり前を当たり前としているわけではないのですから。

自分とは違う当たり前があることを知る


ストレングスファインダー®で自己理解を進めていくと、多くの他者とは異なる自分として自分のことを認識できるようになります。

34もの資質の中から自分に最も強く出る5つの資質を教えてくれるストレングスファインダー®は、自分とは異なる思考パターンを持つ人が多々いることを示唆してくれます。

そして、資質の一つひとつは、統計的に見た傾向性がきちんと定義されており、資質がわかればその人が自分とは違うどんなことを大切にしているのかもわかります。

すなわち、ストレングスファインダー®による自己理解は、そのまま他者理解にもつながっていくのです。

特に、私が企業研修としてストレングスファインダー®を扱う場合は、メンバーお一人おひとりの資質とその組み合わせによる傾向性を詳しく解説するので、その意味でも他者理解は進みます。

違いを認めることが信頼につながる


自分と他者の違いを認識できたとしても、その違いをそのまま受け入れること、許容することは難しいかもしれません。

何せ長年に渡って、自分の正しさが世の中での正しさに違いないと思いこんできたのですから。

だから最初から、自分と他者の違いの全てを受け入れようとしなくても良いと思います。

最初はただ違いがあるということを認める、すなわち自分とはまったく違う考え方をする人がいるということを否定せずに、ただそうなんだと受け取るだけでいいと思います。

少なくとも自分とは異なる考え方を持つ人のことを否定せずにニュートラルな目線で見ていると、そのうちその人の自分との違いが自分にはない強みなのだと気づけるようになると思います。

そうやって、自分と他者との違いをただ認めている(目にとめている)状態から、受け入れるの状態に自然と変わっていくと思います。

自分と他者の違いを受け入れ、お互いの違いをお互いの強みとして受け入れられるようになると、そこには自分にはない強みを活かしてもらうことで何かを委ねられる信頼感が芽生えるはずです。

こうやって、資質を通してお互いを理解し、資質を通した会話を重ねれば、きっとお互いの信頼関係が構築できると思います。


弊社では、ストレングスファインダー®をベースにした各種研修を提供しています。

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文責 ギャラップ社認定ストレングスコーチ 知識茂雄