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コミュニケーションの量が信頼関係の土台となる

昨日は、ストレングス交流会を開催しました。

ストレングスファインダー®ファンの皆さんの交流会をオンラインで定期的に開催しています。

ファシリの私が「適応性」なので、毎回行き当たりばったりにその場で出てくる話題を広いながら深めていきます。

昨日は、たまたまどうやって信頼関係を築いていくかの話しになりました。

自分の資質を活かした関係性の築き方を、それぞれに無意識にやってるよねぇということで。

それでも、人と人との関係性を築いていくには、やはり意識的にコミュニケーションをとっていくことが必要になります。

今日は、コミュニケーションの量の大切さについて書いてみます。

コミュニケーションの量を増やす


私の場合は、「社交性」が低い(29位)こともあり、特に初めて会う人との会話が苦手です。

そして、初めてでない相手とも一対一での会話には苦手意識があります。

相手から話しかけてくれる分には全然問題ないのですが、あまり会話量の多くない人にこちらから話しかけるのが超苦手なのです。

なので、前職で管理職をやっていた時にも、部下の一人ひとりとのコミュニケーションの絶対量が不足していることを何となく感じていました

その当時コーチングを学びながら自分のマネジメントに活かそうともがいていた私は、一念発起して部下とのコミュニケーションの量を増やすことにチャレンジすることにしました。

何をやったかと言うと、その当時使っていたノートに部下の名前と日付を縦横に入れた表を作り、一日一回でも会話をしたら◯をつけるという単純なことです。

始めてみると、いろんなことに気づきました。

まずは、当初◯が付きやすい部下とそうでない部下が明確に分かれていたこと。

お互いの何となくの相性で、話しかけやすい人とそうでない人がいますよね。

そして「あぁ、自分には話しかけにくい人がいるんだなぁ。それってなぜなんだろう?」と自分に問いかけてみました。

すると、出てきた一つの答えは、「会話するからには、お互いにとって意味のあるものでなければならない。」という思い込みでした。

このあたりは“ちゃんと、きちんと”の「責任感」なのかなぁ。

そもそも話しかけ易い部下に対しては、そんなこと考えもせずにとりとめのない話しができるのに、我ながら「変なの!」と思いました。(笑)

そこに気づいてからは、何も話題を思いつかない時は「調子はどう?」「何か困ってない?」くらいの気軽な声掛けをすることを心がけるようにしました。

相手からの返答が「別に…」であれば、会話はそれで終了ですが(^_^;)、それも許す感覚です。

すると、一ヶ月もすると、部下全員に◯がつく日も増えてきて、3ヶ月もすると毎日全員に◯が並ぶようになりました。

その当時、傾聴のトレーニングも兼ねて定期的な面談もやるようにしていて、◯が増えるにつれ面談の場にも変化が表れるようになりました。

複数の部下から「いつも声を掛けてもらい、ありがとうございます。」との言葉をもらえるようになったのです。

そして半年ほどそれを続けた結果、自分にとっては毎日彼らと何らかの会話を交わすことが当たり前になっていました

その頃になると、とても大きな変化に気づくようになります。

面談の場で、それまで話題になるようなことはなかった部下それぞれのプライベートな話題も話してくれるようになったのです。

別にそれが必要な訳でも、そういうのを敢えてこちらが聞くこともなかったのですが、自然とそういう流れになっていました。

そう言えば、コミュニケーションの量が増えるとともに、それまでの表面的な会話が、お互いもう一歩踏み込んだ内容になっていった気がします。

コミュニケーションの量が信頼関係の土台となる


この一件で感じたのは、コミュニケーションの量が信頼関係の土台を築くということです。

量質転化という言葉もあります。

量を増やすに連れ、それが質の向上につながり、質の向上がさらに量を増やすことにつながるとの意です。

そう言えば、マラソンもそうですね。

最初は遅くても頑張って距離を重ねていくと、そのうち少しずつ速く走れるようになり、速く走れるようになれば同じ時間でも距離が稼げるようになり…と。

あっ、脱線しましたが、とにかく人との信頼関係を築くにあたって、コミュニケーションの絶対量を増やすというのは絶対に必要だと思います。

そして、量を増やすにあたり、自分の資質なりにブレーキが掛かっていることもありますね。

必要であれば、そこと向き合って、自分の勝手な思い込みのブレーキを緩めることも必要かもしれません。

量を増やす段階で、質は求めない

求めなくても質は勝手についてくる。

こんな感じで気楽に取り組む気構えも必要ですよね。

こういうところを課題に感じている人は、コーチをつけるというのが早道だと思いますよ!


文責 ギャラップ社認定ストレングスコーチ 知識茂雄

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