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スキルを発揮するのは手段であり、目的ではない

先日、７月から開講予定の第８期プロファイリング講座に参加予定の皆さま向けの無料勉強会を開催しました。

ゲストをお呼びして私のライブの資質のプロファイリングを見て学んでもらうものです。

元々そんなに深い意図があってやっている訳でもありませんが、デモを見ていただいた皆さんからの感想を聞きながら感じたことがあります。

それは、クリフトンストレングス®（ストレングスファインダー®）というツールと、それを最大限に活用するためのプロファイリングという技術を使って目の前の人がより幸せになるようにどう関わるかが大事だということです。

端的に言えば、目的と手段をはき違えないということでもあります。

クリフトンストレングス®はツールとしてすぐれたものであるだけに（人の特徴を的確に言い表すものだけに）、プロファイリングを提供する際についつい“当てにいく”ということが起こりがちです。

でも、目的はそこにはないのです。

クリフトンストレングス®は自己理解のツールではありますが、自己理解そのものが目的にはなり得ません。

自己理解したその先の目的が必ずあるはずです。

多くの人が目指すその先は「自己実現」だと思います。

「自己実現」していくためには自分だけの才能に気づきそれを強みとして開発していくことが必要です。

それができる環境を自ら選び取ることも必要です。

そして、主には自分とは異なる価値観を持つ人との間で生じるすれ違いにうまく対処していくことも必要です。

こういったところを今その人が置かれた環境に照らし、その人にとってより身近な具体例を出して説明することが大事なのです。

様々な場面でどのように資質が反応し、どんな振舞いにつながるのか。

そのメカニズムを説明しながらより強みとして活かせる方向性を示し、うまくいかないパターンに陥ることのないようどう対処していくのかを具体的にアドバイスしていく。

これがストレングスコーチの仕事だと思っています。

そこには自分が持っている技術をどう相手の方の幸せに向けて使っていくかのマインドの部分が最も大切だと思っています。

自分自身がついつい技術を高めてそれを発揮することそのものに意識が向きがちなだけに、その大切なマインドを忘れないようにしないとなぁと思っています。