たとえば、新しい企画を進めるとき、仲間と相談するより自分でまとめた方が早いと思う。1人で回せてしまうけれど、皆で作りたい気持ちもあって、任せるか抱えるかで迷う。
そんなときは、1人でできる作業と、仲間と一緒に考えたいことを分けて話してみてください。自分の希望を伝え、仲間がどう関わりたいかも聞いたうえで、進め方を相談できます。
人に任せる方が負担になるとき
私は、熊本で開催するストレングスファインダー®と自己基盤のワークショップを、主催も事務局も1人で回しています。参加者の管理から当日の進行まで把握し、自分のペースで動かせるので、私には苦もない作業です。人に任せて確認のやりとりをする方が、ストレスになります。
でも、仲間とああでもないこうでもないと言いながら、一緒に作り上げたい気持ちもあるのです。自分の思う通りにしたい気持ちと、仲間の想いをくみ取りたい気持ちがぶつかり、結局は1人でやる方を選びます。それでも「でもなぁ…」が残り続けます。
団体の長として、何に迷っていたのか
以前、とある団体の長を務めていたときも、葛藤がありました。私は組織として存続させたいと思っていましたが、メンバーからは、もっと楽しく、肩の力を抜いてやりたいという空気を感じていました。面と向かって言われた言葉ではなく、私が感じ取っていたものです。
ちゃんとしたい気持ちと、メンバーの楽しさの両方を残そうとして、次第に自分が何をしたいのかも分からなくなっていきました。会議前は気が重く、発言しかけて言葉を引っ込め、終わったあとも頭の中で誰かとの会話を繰り返していました。そんな状態が続き、最終的に私はその団体を離れました。
自分の傾向が分かっても、迷いは残る
私は、納得する形にしたい気持ちが強い一方で、対立も避けたいと思っています。複雑なことも1人で回せるので、仲間と議論を尽くすより、自分で抱える方を選びやすいと感じています。団体を離れた経験にも、今のやり方にも、こうした自分の傾向が関わっているのかもしれません。
そういう自分を大切にしたいと思う一方で、それだけで終わらせていいのかという問いも残っています。今のやり方を続けるのか、別の形を持ってみるのか。今もまだ、そこは揺れています。
職場では、仲間と何を話せばよいのか
この経験を、職場のリーダーの場面に当てはめて考えてみます。
たとえば、リーダーが1人で案をまとめてから相談すると、仲間は企画の方針から一緒に考えたくても、出来上がった案への意見しか伝えられないことがあります。
冒頭の企画なら、こんな伝え方が考えられます。
「案をまとめる作業は私が進められます。今回は、全体の方針を皆で話し合って決めたいです」
そのあとで、「皆さんは、どの段階から一緒に考えたいですか」と聞いてみてください。リーダーが考える関わり方と、仲間が関わりたい段階は、同じとは限りません。私が団体の長だったときも、メンバーの気持ちは、私が空気から感じ取っていたものでした。
まずは仲間の言葉を聞き、お互いの希望を確かめながら、冒頭の企画のどこを一緒に考え、どこを各自で進めるかを話してみてください。
どこを一緒に考え、どこを任せるかを決めるとき、仲間の得意・不得意がつかめず、迷うこともあると思います。強みを活かすチームづくり研修では、自分と仲間の資質の違いを知り、どんな場面で、どう強みを発揮すればチームに貢献できるかを話し合います。お互いの希望に加えて、お互いの強みが分かると、役割の相談もしやすくなります。人数や時期が決まっていなくても、ご相談いただけます。
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上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。
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