ニュートラルとは、自分の偏りを知っていること
昨日早朝は、コーチングの勉強会でした。 事例を元に、どのような戦略でそのクライアント、テーマに対しアプローチしていくのかを考える勉強会です。 戦略と言っても、コーチの側がクライアントをどう変えたいとかの答えを持っているわけではありません。 あくまでクライアント自身が、自分のより生きやすい人生を歩んでいくために、どういうアプローチでコーチングを進めていけばクライアント自らが答えを出しやすいかを考えていくものです。 そして当然ながらこの戦略を考えていく中で、コーチ自らのあり方が無意識に反映されていきます。 事例を読んで、その文章から何を読み取るかが人によって違います。 そして、その読み解いたものから仮説を立て戦略を立てていくわけなので、最後できあがった戦略案はコーチそれぞれに異なる幅広いものになります。 そもそもそこに正解は無いわけですが、それでもやはり自分なりの思考のクセが色濃く出てしまい、ある意味偏った読み解き方仮説の立て方をしてしまうことがあります。 そういう意味で、いかに自分を俯瞰してみながら事例を読み取り仮説を立てるのかが大事なのです。 そのためには、自分の陥りやすい思考のクセを自分で掴んでおく必要があります。 例えば問題解決に走りがちな思考のクセがあると、クライアントの提示してきたテーマそのものにそのまま食いついてしまいます。 本当は、そのテーマそのものではなく、扱うべきは別のところにあるかもしれないのに、目の前に“問題らしきもの”を提示されるとそれを“解決せねば”とのスイッチが入ってしまうのです。 コーチの姿勢としてニュートラルであることが大事だと良く言われますが、それは偏りのないことを意味するのではなく、自分が偏っていることを知っていることだと私は解釈しています。 自分が偏っていることを知っていてそれを俯瞰して見ていれば、偏り過ぎたときに自分なりに修正が効きます。 これって皆さんの日常でも同じだと思うのです。 他人の言動を何らかの自分のフィルター、すなわち自分の価値観の入ったフィルターを通して見ています。 これは自分がどんな色のメガネを掛けているかでイメージするとわかりやすいと思います。 赤いレンズを通した世界は赤く染まって見えます。 でも、自分が赤いレンズを通して世の中を見ているのだということを知っていれば自分が見ている赤いものは本当は白なのかもしれないと疑問が持てるようになります。 ここが大事なのです。 ストレングスファインダー®はある意味その自分だけのレンズの色を教えてくれます。 すなわち偏った思考のクセを教えてくれるのです。 そして偏っていることが罪な訳では決してありません。 偏っていることを知らないのが罪なのです。 逆に言えば自分の偏りを理解した時点でニューラルな視点を手に入れたということにもなりますね。 ニュートラルと言っても、絶対的なニュートラルな位置というものが存在する訳ではありません。 偏りと言っても、それはあくまで相対的なもの。 そして、多くの場合自分が他者とすれ違うのは、自分とは違う方向に偏っている人との間でです。 だから、お互いが自分の偏りを知っていれば、お互い歩み寄りどこかでバランスを取ることができるでしょう。 わざわざ自分の掛けたメガネをかけ直す必要はありません。 ただ自分のメガネの色を知る、そして世の中には実に多様な色をしたメガネが存在する。 それを知っていることが大事だし、それで十分なのです。
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上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。



