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ストレングスファインダー®で自分なりの動機づけを活かし、可能性を広げる

自分なりの動機づけを活かし、可能性を広げる


先日、定期的に開催しているストレングスコーチ仲間との資質勉強会を実施しました。

テーマは「包含」と「成長促進」。

この二つは、当然ながら全く違う思考パターンではありますが、割と近い感覚でもあると思います。

それゆえに、それぞれの資質を上位に持つ人同士で「何が違うのだろう?」という疑問が生じることがあります。

昨日で言えば「包含」上位の方が「成長促進」上位の方と同じようなことをやっていて「何が違うのだろう?」となっていました。

私の理解としては、人の成長を支援するということそのものが目的なのか、それとも手段としてそれをやっているのかの違いであるということ。

すなわち、「包含」上位の人にとり、誰かの成長を促す、すなわち、できないことができるようになることを支援することは、その人が組織の中での居場所を失わないようにするための手段なのだと思うのです。

こんなふうに、人は、端から見ると同じことを異なる動機づけでやっていたりします。

だから資質の組み合わせからその人の振る舞いの傾向の仮説は立てられても、その人の振る舞いからどんな資質を持っているかはただちにはわからないのです。

で、これを別の視点から見るととても大切なことが見えてきます。

それは、自分の苦手なことであっても、自分なりの動機づけを活かし、工夫して、やれる可能性があるということです。

要は見かけ上同じことをやっていれば良いわけで、そこに至る動機づけはどうでもよいということ。

例えば私の場合は、割と“良い人”的に見られることが多いです。

それでも自分からすると決して良い人ではなく、正確に言えば“良い人として見られたい人”なのです。

「調和性」「自我」あたりで良い人として見られたい欲求があり、良い人として見られやすい言動を取っているのだなぁと思っています。

我ながら、「あざといなぁ」と思うこともあるし、良い人として見られたい欲求は時に手放した方が良いこともあるとは思っています。

そこは一旦置いておくとして、大事なのは、動機づけがどうあれ相手からするとそんなことはどうでも良いということ。

振る舞いが同じであれば(まったく同じにはならないし、ならなくとも)最終的にどう振る舞うかが大事なのだと思います。

自分があこがれる人がいたとして、その人そのものになろうとすることに答えはありません。

それでも、その人の振る舞いを自分なりの動機づけを活かし、できるだけ再現する方向には可能性があると思います。

ここも、自分らしくあることとの兼ね合いでもあるので、その方向に行くことが必ずしも良いことであるとは思いませんし、言いませんが、それが自分の可能性を広げる方向なのであれば考えてみても良いと思います。

ストレングスファインダー®は自分の可能性を広げる方向に使ってこそ意味のあるものです。

自分の当たり前としての思考パターン(動機づけ)を活かしてどう自分の可能性を広げていくのかを是非考えてみてください。

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