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ストレングスファインダーの説明、しっくりこないのはなぜか

この記事の要点
ストレングスファインダーのTOP5の説明を読んで、「自分にはあまり当てはまらない」「本に書かれている特徴と、自分の感覚がずれる」と感じたことはないでしょうか。その違和感には理由があります。資質は単体で読むものではなく、組み合わせから読むものだからです。この記事では、複数の資質を組み合わせて読むという視点を、私自身を例にお伝えします。

ストレングスファインダーの結果を見るとき、多くの方は上位資質をひとつずつ読んでいきます。「最上志向はこういう才能」「調和性はこういう才能」と、書籍の説明を辿りながら、自分の特徴を理解しようとします。

それも大切な作業です。

ただ、それだけで終わらせてしまうのは、少しもったいない気がしています。なぜなら、ストレングスファインダーの面白さは、資質を単独で読むことではなく、組み合わせから読むことに本当の深さがあるからです。

資質の組み合わせの読み解き(プロファイリング)とは何か

資質の組み合わせの読み解き(プロファイリング)とは、TOP5(あるいはTOP10)の中から複数の資質を選び、それらが上位にあることで生まれる動き方を読み解いていく作業です。基本は2つの組み合わせから始めますが、3つ、4つと重ねていくほど、その人ならではの輪郭が立ち上がってきます。

資質ひとつだけでは見えないパターンが、組み合わせると浮かび上がってきます。それは、書籍にも公式の説明にも書かれていない、その人だけの動き方です。

なぜ「しっくりこない」が起きるのか

書籍の説明を読んで、「自分には全部当てはまるわけではない」と感じたことはないでしょうか。あるいは、「同じ資質を持っている人と話してみたら、自分とまったく違う動き方をしていて驚いた」という経験は。

これは、資質単独では説明しきれない部分が、その人の中で動いているからです。同じ調和性が上位にある人でも、近くにある資質が違うと、調和性の出方が変わってきます。

書籍の説明は「平均的な調和性の人」を描写しているだけで、目の前の自分の調和性を描いているわけではない。

自分の調和性を理解するには、自分のTOP5の中で調和性がどんな資質と組み合わさっているかを見る必要があります。組み合わせ読みは、この「自分固有の動き方」を言語化する作業です。

私の例:調和性 × 適応性

実際にやってみます。私のTOP5は、こちらです。

SHIGEO CHISHIKI'S TOP 5
  • 1. 最上志向
  • 2. 調和性
  • 3. 学習欲
  • 4. アレンジ
  • 5. 適応性

この中から、調和性と適応性の2つを取り上げてみます。それぞれの資質には、その人を動かしているエンジンのような根源的欲求というものがあります。

調和性
根源的欲求の一つ

対立を避け、合意を得たい

適応性
根源的欲求の一つ

今この瞬間を大事にしたい

この2つが両方上位にあると、どんな動き方になるか。私の場合、こんな傾向が出ています。

調和性 × 適応性 から生まれる動き方
  • 場の流れを大事にしながら、その時々で柔軟に対応する
  • 計画通りに進めるよりも、その場の流れを見ながら調整する
  • 対立を避けながら、状況の変化にもスムーズに乗っていく

調和性だけだと、「合意を取る」ことに重心が寄ります。適応性だけだと、「今に対応する」ことに重心が寄ります。両方が上位にあると、その2つが溶け合って、「場の流れを読みながら、対立せず、変化にスムーズに乗る」という動き方が自然になります。

この組み合わせは、いくつかの場面で強みとして発揮されています。

SCENE 01
コーチング

クライアントの状態に合わせて柔軟に進められる。その場の表情や言葉から流れを読み取り、必要なところに合わせていく。

SCENE 02
研修

参加者の反応を見ながら進行を調整できる。決めたカリキュラム通りに押し通すのではなく、その場の温度感に合わせて柔軟に組み替える。

SCENE 03
チーム

対立を生まずに変化に対応できる。一つの組み合わせの恩恵が、チームの中での動き方として現れる。

組み合わせ読みで何が見えるか

ここで大事なのは、同じ調和性が上位にある人でも、適応性が近くにあるかどうかで、調和性の出方が変わってくる、ということです。

私のように調和性と適応性が両方TOP5にある人と、調和性は上位だけれど適応性は下位に沈んでいる人では、「合意を得たい」という調和性の動き方が違って表れます。前者は「場の流れに乗りながら合意を取る」動きになりやすく、後者は調和性の「合意を得たい」が、別の上位資質の影響を受けながら出方を変えていきます。

何が近くにあるかで、同じ資質でも違う表れ方をする。だから、TOP5の組み合わせを丁寧に見ていくと、書籍の説明だけでは届かない、自分固有の動き方が見えてきます。

ご自身でも試してみてください

ご自身のTOP5を、もう一度開いてみてください。

その中から2つの資質を選んで、両方が上位にあるとどんな動き方が生まれるか、考えてみる。それぞれの根源的欲求は何か、組み合わさると何が起きるか。慣れてきたら、3つ、4つと組み合わせを広げていくと、より立体的に自分が見えてきます。

ただ、いざ自分の組み合わせを読み解こうとすると、「うまく言葉にできない」と感じることが多いはずです。それぞれの資質の表面的な特徴は知っていても、根源的欲求まで踏み込んで、組み合わせから生まれる動き方を読み解くのは、独学では難しい部分があります。

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おわりに

「ストレングスファインダーの説明、しっくりこない」という違和感は、ストレングスファインダーをもっと深く使うための入り口です。

「上位はこの資質、ふーん」で終わらせるのか、「この資質とこの資質が両方上位にあると、どんな自分が見えてくるんだろう」と問いを深めるのか。

後者を選んだとき、ストレングスファインダーは、ただの診断ツールから、自分を理解するための手がかりに変わっていきます。

その手がかりの読み方を、ぜひ一度、ご自身のTOP5でやってみてください。

— 知識茂雄 —