ストレングスファインダーの「責任感」が下位にあっても、引き受けた仕事をきちんとやり遂げる人はいます。
同じように仕事をやり遂げていても、何がその人を動かしているかは違うことがあります。資質を読み解くときは、行動と、その行動につながる気持ちの両方を見ていきます。
頼まれた資料を仕上げる、その理由
例えば、頼まれた資料を、約束の日までに仕上げて渡す場面で考えてみます。ここからは、資質の働き方を考えるための例です。
責任感:引き受けた約束を果たしたい
「責任感」が上位なら、自分が引き受けた約束を果たしたい、という気持ちが仕事を進める理由になることがあります。
やります、と伝えた。
だから、約束したものをきちんと渡したい。
相手と交わした約束を、自分のするべきこととして受け止める。その気持ちから、最後まで取り組むことが考えられます。
親密性:親しい相手の力になりたい
「親密性」が上位なら、誰から頼まれたかが、仕事に取り組む気持ちに関わることもあります。
いつも一緒に仕事をしている、信頼する相手から頼まれた資料。
あの人が使うのだから、役に立つものに仕上げたい。
親しい相手との関係があるからこそ、力になりたい気持ちが強くなる。そうして、頼まれた仕事をやり遂げることもあるでしょう。
共感性:相手に迷惑を掛けたくない
「共感性」が上位なら、資料が間に合わなかったときの、相手の気持ちが気になることもあるでしょう。
この資料を待っている人がいる。
渡せなかったら、あの人は困るだろうな。
相手が困ったり、焦ったりする様子が思い浮かび、迷惑を掛けたくないと感じる。その気持ちから、間に合うように仕上げようとすることも考えられます。
同じ「迷惑を掛けたくない」でも
ここまでの例は、それぞれの資質が働く可能性を考えたものです。
例えば「迷惑を掛けたくない」という言葉だけで、共感性の働きだと決めることはできません。「責任感」が上位の人も、同じ言葉を使うことがあるでしょう。
約束を守れないことが気になるのか、相手が困っているときの気持ちが気になるのか。
同じ言葉で表していても、何を気に掛けているかには違いがあるかもしれません。行動だけでなく、その理由を表す言葉も、もう少し具体的に見ていく必要があります。
もちろん、約束を果たしたいし、親しい相手の役にも立ちたい、ということもあります。一つの行動に、複数の資質が関わっていることもあるからです。
順位と、実際にしていることを照らし合わせる
「責任感」の順位だけで、普段どれだけ誠実に仕事をしているかを判断することはできません。ほかの資質を使って、引き受けた仕事をきちんとやり遂げていることもあります。
自分の結果を読むときは、実際にしていることも一緒に思い返してみてください。
最近、最後までやり遂げた仕事。そのとき、何を大事にしていたでしょうか。
例えば、特に親しい相手から頼まれたときに力が入っていたなら、その人との関係が自分にとってどんな意味を持っていたかを考えてみる。相手が困る様子が気になっていたなら、どんな気持ちを想像していたかを思い返してみる。
そのうえで自分の上位資質と照らし合わせると、「だから、あのときは力が入ったのか」と思い当たることがあるかもしれません。
上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。
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