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今の仕事を続けるべきか、 それとも転職すべきか

「今の仕事を続けるべきか、
それとも転職すべきか」

キャリアに関する悩みは、年代を問わず多くの方が抱えているものです。

20代後半から30代にかけては、「自分にはもっと合う仕事があるのではないか」という漠然とした違和感として。40代以降は、「このまま定年まで走り続けるのか」「第二のキャリアをどう描くか」という、より切実な問いとして現れることが多いように思います。

私はこれまで12年間、ストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)を使って5,000人以上の方のプロファイリングに関わってきました。その中で、キャリアに関するご相談は最も多いテーマの一つです。

直近1年でストレングスファインダー®活用ガイドにお申し込みいただいた方のうち、62%が「今後のキャリアを考えるにあたり参考にしたい」を理由に挙げています。

今回は、「資質を使ってキャリアを考える」とはどういうことなのか、具体的にお伝えしたいと思います。

「適職診断」では答えが出ない理由

キャリアに悩んだとき、多くの方がまず試みるのが、転職サイトの適職診断やキャリアタイプ診断ではないでしょうか。

「あなたは分析型です。データアナリストやコンサルタントが向いています」

こうした結果を見て、一瞬はすっきりした気持ちになるかもしれません。でも、実際にその職業に就いてみたら合わなかった、あるいは結果を見ても結局動けなかったという経験をお持ちの方も多いと思います。

なぜそうなるのか。それは、適職診断の多くが「職業カテゴリとの相性」を示しているだけで、「自分がどういう条件のもとで力を発揮できるか」という、もっと根本的な部分には触れていないからです。

同じ「コンサルタント」でも、一人で黙々と分析する仕事と、クライアントと密にやりとりしながら進める仕事では、求められる資質のパターンがまったく異なります。職業名ではなく、「働き方の条件」で考えることが重要なのです。

ストレングスファインダー®の資質が教えてくれること

ストレングスファインダー®は、34の資質の中から、あなたが自然に繰り返す思考・感情・行動のパターンの上位資質を特定するアセスメントです。

ここで重要なのは、資質は「能力」ではなく「パターン」だということです。

「学習欲」が上位にあるということは、「勉強が得意」という意味ではありません。「新しいことを学んでいるプロセスそのものに充実感を覚える」という、あなた固有のエネルギー源を示しています。

「達成欲」が上位にあるということは、「成果を出す能力が高い」という意味ではなく、「何かを成し遂げたという手応えがないと落ち着かない」という、あなたの内なる駆動力を表しています。

つまり資質は、「あなたがどういう環境で、どういう働き方をすると、自然にエネルギーが湧いてくるか」を教えてくれるものなのです。

キャリアの意思決定に資質を使う ── 3つのステップ

では、実際にキャリアの選択を考えるとき、資質をどう活かせばよいのでしょうか。私がコーチングでお伝えしている3つのステップをご紹介します。

Step 1

今の環境で資質が「活きている場面」を棚卸しする

キャリアに不満を感じているとき、どうしても「ここがダメ」「あれが嫌」という部分に目が向きがちです。

でも、まず冷静に振り返っていただきたいのは、「今の仕事の中で、自分の資質が自然に発揮されている場面はどこか」ということです。

たとえば「アレンジ」が上位にある方が、「プロジェクトの段取りを組み立てているときだけは楽しい」と気づいたとします。これは非常に重要な情報です。

仕事全体に不満があっても、資質が活きている瞬間が特定できれば、次のキャリアで何を重視すべきかが見えてきます。

Step 2

資質が「封じられている場面」を特定する

慢性的なストレスや違和感の正体は、多くの場合、自分の上位資質が使えない状況に置かれていることから生じています。

「個別化」が上位にある方が、一律のマニュアル対応を求められる環境にいる。

「着想」が上位にある方が、新しいアイデアを出しても「前例がない」と却下され続ける。

「最上志向」が上位にある方が、質より量を求められる業務に追われている。

こうしたパターンが明確になると、「今の環境を変えるべきなのか、環境の中での自分の動き方を変えるべきなのか」という判断がしやすくなります。

環境そのものが資質と根本的に合わないのであれば、異動や転職を検討する合理的な理由になります。一方、環境の中で資質を活かせる余地がまだあるなら、まずはそこから手をつけるという選択もあります。

Step 3

次に進む先に「資質が活きる条件」があるかを確認する

転職や独立を具体的に考えるとき、多くの方が重視するのは年収、ポジション、企業のブランド、勤務地といった外的条件です。もちろん、これらは生活に直結する大切な要素です。

ただ、同時に確認しておきたいのは、「その環境に、自分の資質が活きる条件があるかどうか」という内的条件です。

「コミュニケーション」が上位にある方にとって、リモート中心で対面のやりとりがほぼない職場は、条件面では魅力的でも、長期的には充実感を感じにくいかもしれません。

「戦略性」が上位にある方にとって、すでに決まった方針に従うだけの役割は、たとえ年収が上がっても物足りなさを感じる可能性があります。

外的条件と内的条件の両方が揃ったとき、「この選択は自分にとって正しい」という確信が生まれます。

資質を軸にすると、キャリアの「不安」が「確信」に変わる

キャリアの岐路に立ったとき、多くの方が感じているのは「正解がわからない不安」です。

資質を深く理解し、自分の働き方の条件を明確にすることで、その不安は少しずつ確信に変わっていきます。

「自分はこういう環境で、こういう働き方をすると力が出る」

この軸が定まれば、転職活動の面接で話す内容も変わります。今の職場での上司との交渉にも使えます。独立を考えるときの事業設計にも反映できます。

資質は、キャリアのあらゆる局面で使える「自分だけのものさし」なのです。

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上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。

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