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講師として抱える「正解」への葛藤。その先に見える一人ひとりの真実

講師として抱える「正解」への葛藤。
その先に見える一人ひとりの真実

昨日はストレングスファインダー®資質ナビゲーション講座を開催いたしました。テーマは「内省」と「コミュニケーション」。深く思考を巡らせる資質と、言葉で外の世界とつながる資質。それぞれの資質が響き合う、興味深い時間となりました。

講座を運営していると、講師としてある種の「葛藤」に苛まれることがよくあります。

受講者の皆さんは、ご自身の資質を深く理解したいという強い探求心をお持ちです。それゆえ、講義中には非常に具体的で熱のこもったご質問をたくさんいただきます。そして、多くの方が求められるのが「正解」です。

「内省上位の人は、こういう場合どう振舞いますか?」
「自分の知っているコミュニケーション上位の人は、こういう振舞いをしますが、それはなぜですか?」

正確に資質を扱いたいという真摯な思いがあるからこそ、明確な「答え」を欲するのは当然のことと言えます。

唯一無二の正解は、どこにもない

しかしながら、資質のその先にいるのは「人」です。人が対象である以上、唯一無二の正解などない、というのが本当の正解だと私は考えています。

人の心の中で、資質はパズルのピースのように独立して存在しているわけではありません。例えば「内省」という資質一つをとっても、他に持っている資質が「戦略性」なのか「共感性」なのかによって、その現れ方は全く異なります。

事例:同じ「内省」でもこれだけ違う

Aさんの場合(内省 × 慎重さ) 何かを決断する際、一人でじっくりとリスクを洗い出し、確実な道が見えるまで思考を深めます。外からは「動かない人」に見えるかもしれませんが、頭の中では安全なルートを構築する作業がフル稼働しています。
Bさんの場合(内省 × 社交性) 大勢で楽しく過ごした後、一人でその時間を振り返り「あの時、あの人はどう感じたかな?」と反芻することで、次回の交流をより豊かにするためのヒントを得ようとします。

もし「内省の正解は一人で静かに考えることです」とだけ答えてしまったら、Bさんのような方の本質を見失ってしまうかもしれません。本当の意味での正解は、教科書の中ではなく、一人ひとりの中にしかないのです。

講師としての「ジレンマ」と「欲求」

だからこそ、正解を求める質問をいただくたびに、実は非常に悩ましいジレンマを感じています。

「安易に決めつけてはいけない」という講師としての誠実さと、私自身の中に潜む「期待に応えて、ビシッと正解を答えてスッキリさせてあげたい」という強い欲求。この二つが、私の中で激しく火花を散らしているからです。

私自身の「内省」資質がフル回転して、頭の中ではこうした「答えのない問い」との格闘が繰り広げられています。表からは微塵も見えていないと思いますが、実は涼しい顔をして喋りながらも、心の中は大忙しだったりします(笑)。

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上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。

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