“自分らしく”は、“あなたらしく”と同義
先日は、大手住宅メーカーさんからのリピートの依頼でのストレングスファインダー®を活用したマネジメント研修でした。 人数がさほど多くない場合は、最後にお一人ずつ感想のシェアだったり行動宣言だったりをしていただくのですが、昨日の研修では印象的なことが起こりました。 自分らしく、生き生きと…的なことを複数の方が口にされていたのです。 ストレングスファインダー®的にリーダーシップを語ると、リーダーシップのあり方は百人百様であり、その人の才能を活かしたあり方が必ずあるということになります。 しかしながら、多くの人が「リーダーシップとはこういうものだ」とか、「リーダーシップを発揮できるのはこういう人だ」的なステレオタイプを持っています。 それにより、結果的にステレオタイプと照らし自分にないものを見てしまい、自己否定につながっていることも少なくないと思います。 今回最後に自分らしく…という言葉を口にされた方が多かったのには伏線があります。 様々なグループワークの後にお一人ずつシェアしていただく際に資質を見ながらたくさんの承認をしていたのです。 実際には承認を意識していた訳でもなく、資質から見た傾向を肯定的に伝えていただけなのですが、それを繰り返すだけで人は自分のことを肯定されたような気持ちになり、前向きになっていきます。 逆に言えば、それくらい普段誰かに自分のことを肯定的に語ってもらう機会が少ないということだと思います。 “自分らしく…”がなぜ大事なのかと言えば、それは取りも直さず“あなたらしく…”につながるからです。 本当の意味で自分らしくいることを許せている人だけが“あなたらしく…”を許せるのです。 どんな自分であっても自分であることを許せればそれはそのまま他者にも投影されます。 自分らしく自分の強みを活かすことが他者の強みを引き出すことにもつながっていきます。 だからこそ何事もまず“自分”なのです。 今回は、そのメッセージが伝わったのかなぁと嬉しくなった次第です。
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