仕事で成果を出すにあたり、ストレングスファインダー®が教えてくれるのは、それぞれの得意を活かしたアプローチ方法です。
同じことをやるにも、人それぞれのうまくいくやり方があり、違って良い。
これがストレングスファインダー®の大切な哲学でもあります。
それでも、チームメンバーの各々がただ違うやり方を尊重し合い、実際にそれぞれが自分の得意で仕事の成果を出そうとしても、それだけではチームとしての生産性は上がりません。
成果を出す方法は、人それぞれ
人それぞれに持つ資質の違いにより、人それぞれにうまく成果を出す方法が異なります。
例えば
「戦略性」を上位に持つ人は、事にあたる前に落とし所を定めて様々な角度からシミュレーションを繰返し、うまくいく方法を探ります。
「目標志向」を上位に持つ人は、先(未来)に目標を定めて今やることを絞り、集中力高く計画的に物事を進めていきます。
「適応性」を上位に持つ人は、様々な環境、状況の変化にも、柔軟に適応し対応します。
「最上志向」を上位に持つ人は、細部に渡って質高く仕上げることにこだわります。
こんな風に資質により成果の出し方も様々だし、もっと言えば複数の資質の組み合わせで傾向も異なってくるので、実際人の数だけ異なる成果の出し方があるのです。
そういう意味では、
それぞれが、それぞれの得意を活かせる環境、すなわち多様性が受け入れられている環境であれば、メンバーそれぞれのパフォーマンスは確実に向上します。
では、それだけでチームとしてのパフォーマンスも上がるのか?
答えはYesでもありNoでもあります。
具体的に言えば、
チーム、組織として共有すべきものを共有していればYesだし、そうでなければNoということです。
組織として共有すべきもの
結局のところ、個人個人のパフォーマンスがいくら高くても、それぞれがバラバラの方向を向いて仕事をしていたら、チームとしては機能していないことになりますね。
なので、大切なのは
多様性、すなわち異なる価値観を認める土壌があるとともに、目的、ビジョン、理念、責任範囲、役割みたいなものをチーム全体で共有していることです。
そして、これがまた簡単なようでいて、とても難しいことなのです。
組織というのは役割に応じて細分化されているのが常であり、その細分化されたチーム同士でのやり取りは物理的にも、そうでない意味でも大変だからです。
そもそもやっていることが全く異なることであれば、共通言語で語ることすら難しいかもしれません。
そういう意味では、なかなか改まった場において、ある意味
オフィシャルにチーム全体で何かを共有していくのは、もちろん大切で重要なことではあるけれど、それだけではきっと不十分なのです。
コミュニケーションの量を増やす

どれだけオフィシャルな場で、情報共有をはかっても、実際の細かなお互いの問題点や課題、大変さややりがいなどのニュアンスは伝わりにくいと思います。
ある意味そこには、雑談レベルでの縦横、上下左右の密なコミュニケーションが必要なのだと思います。
日常的に密度の濃いコミュニケーションが取れていれば、お互いの状況も見えやすくなるし、そうすれば自然と何となくではあっても、多少もやっとはしていても、チーム、組織全体として共有できるものがあると思います。
それは、ひょっとしたら微妙な空気感、雰囲気みたいなものかもしれませんが、意外とそういうものが大事だったりすると思うのです。
とにかく、
上下左右いかなる方向にも、コミュニケーションの量を増やすことが、単純にチームにとって重要だったりします。
そして、そのために何が必要かと言えば、メンバー間の信頼関係です。
信頼していない相手には、話しをしようとも、話しを聞こうとも思わないわけで。
一方、共有されるべきものが共有され、かつそこにお互いの信頼関係があれば、困難な状況では、自然とお互いに自分の得意を活かし助け合うこともできるでしょう。
そして、お互いの信頼関係構築にもまたストレングスファインダー®が効果を発揮できる場面があります。
続きは次回。
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上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。
この記事を書いた人
知識 茂雄ちしき しげお
株式会社ハート・ラボ・ジャパン 代表取締役
1986年に九州日本電気株式会社に入社し、半導体技術者として品質向上の業務に従事。2011年に人事総務部へ移り、社内教育・研修の企画と運営、コーチング研修・アサーション研修の社内講師を担当しました。2013年にギャラップ認定ストレングスコーチの認定を受け、株式会社ハート・ラボ・ジャパンを設立。13年・延べ5,000名超のプロファイリングを行い、コーチングを続けてきました。
ギャラップ認定ストレングスコーチ/国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ/日本プロフェッショナル講師協会認定講師
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