私だけじゃなかった!
こんにちは。 Twitterとメルマガ、いつも拝見しております。 10月28日のメルマガ「他人軸で生きることの無意味さ」を読んで、質問させて頂きたいことがございます。 私の資質は共感性が1位なのですが、その共感性の力がいつ発揮できているのか、いまいち実感することができていません。 というのも、相手はこう思っているだろうな…と察したつもりだったものの相手はまったく違うように思っていた、というようなことがよくあるからです。 だからこそ、28日のメルマガの内容にはすごく納得がいきました。 相手がどう思っているかなんて、わかるわけがないのだと。 しかし、だとすると、共感性という資質の存在意義がわかりません。 相手の気持ちを察することを常にしてはいるけれども、それが当たっているかどうかはまた別の話ということでしょうか? もしくは共感性とはそもそも、相手が「私は今悲しいです」などとはっきり言ったときに限って、同じように悲しい気持ちを共有できるというようなものなのでしょうか? 相手の思いはわかるわけがないということを前提にした場合、共感性という資質の存在意義やどのように活かすことができるのか等、もしよろしければご教授頂けないでしょうか。 最後までお読みいただきありがとうございました。ありがとうございます。 まずは、先日の記事が「共感性」という資質を否定しているものではないということを、明確にお伝えしておきます。 相手の気持ちをどれだけ慮ったところで相手の気持ちはわからないということは書いているし、実際それは事実だと思います。 だからといって、人の気持ちを慮ること自体が意味のないことだと否定しているわけではないのです。 どんな資質であっても、それを生産的に使えている時とそうでない時があります。 そして、生産的でない使い方の多くの場合は、それを無意識に使い過ぎてしまっています。 前回の「調和性」も同じことですが、どんな場面でも、どんな状況でも、無意識に垂れ流して使っていると非生産的なこと“も”起こります。 「共感性」の場合で言えば、全く悪気はなくともちょっとしたことで相手を不機嫌にさせ、傷つけてしまったと思うと、相手がどう思っているかによらずいつまでもクヨクヨしてしまったりと…。 そういう時の多くの場合で、当の相手は全然気にしていなかったりします。 「内省」を併せ持っていると余計にぐるぐる回りがちだと思います。 他には、自分が本当にやりたいことがあるのに周囲の人を悲しませたくないとの理由で、相手に確認することもなくそれをやることを諦めてしまったり。 先日の記事で書いたのは、まさにこういう部分です。 一方、「共感性」があるからこそ、生産的な使い方をしていることだって当然ながら多々あるはずです。 「共感性」を持つ人は、そこにいる一人ひとりが今心地よくいるか、そうでないかを感じ取ることができると思います。 そういう才能が、どんな場面であっても細やかな気遣いを生み、周囲の人を安心してそこにいさせることにつながっていると思います。 もちろん、その感じ取り方は100%の精度ではないと思います。 でも、「共感性」を持っていない人に比べたらはるかに感度が高いのです。 ここから、言い方を変えれば、非生産的な使い方をしているときは人の気持ちを感じ取ることのできるその感度を100%だと錯覚している場合だとも言えますね。 で、結局何が言いたいかと言えば、自分の「共感性」が今この瞬間に生産的な使い方になっているのか、そうでないのかを判断し、生産的な使い方をしているのであれば思い切り、存分に使う。 そして、自分の行動に不要なブレーキが掛かりそうな時は、「共感性」で感じる精度が100%ではないことを思い出し、「共感性」を使い過ぎないように意識して引っ込める。 私が良く使う言葉に変えれば緩める感覚ですね。 ここは、 資質を出し入れするでもいいし、 ボリュームを上げ下げするでもいいし、 スイッチをオン、オフするでもいいので、 とにかく自分なりのイメージで、自分を客観的に見ながら資質をマネジメントしていく、そんなつもりでやってみてください。 「共感性」という資質は、素晴らしい可能性を秘めた才能です。 その才能を生産的、効果的に活かし強みとしていってください。 さて、昨日の記事にいくつかご意見を頂いたので紹介しておきます。 ご紹介のみです。 皆さんの方が私よりはるかに“オトナ”だなぁと思いました!(^_^;)
「調和性」の本性への反響、読ませていただきました。 なかなか厳しいご意見に思わず笑ってしまいました。 私は調和性がトップですので、ぐっと突き刺さりました(笑) 意見が違う方が二人いたら、どちらの意見も尊重したいし、どちらも納得できるように話を持っていきたいと思います。 自分自身が一方と同じ意見だとしても、もう一方の意見も尊重したいです。 これが自分自身と誰かであれば、譲れる部分はとことん譲ることもあります。 誰もが納得できる状態にしたい、平和な状態でありたいのかなと思います。 個々の気持ちも考えているけれど、それ以上にその状態が一番楽で早く物事を進められると考えているので。 そこはある意味ドライなのかもしれませんね。 ご意見の中に“ドライさを出しもらった方が安心できる”とありましたが、それが出来たらどんなに良いか! 私だってそうしたい!と伝えたいです(笑) 条件反射で隠しますね。 意識しないと出せないし、すごく勇気がいります。 両親の前で素直ないい子であろうとする子供のように感じるときもあります。 それにしても共感性が上位にある方ってすごいですね。 全然隠せてないんだなぁ、バレてるのか~と感動しました! 自分の知らないところで私の本心が別にあると感じている人がいる、というのは怖いと思う反面、とても頼りになりますね。 知識さんの本意ではなかったのかもしれませんが、とても貴重な経験ができた気がします。 ありがとうございました!もうお一人。
「調和性の本性」の記事を読んで、私はすごく嬉しくなりました。 そうそう、「いい人」じゃあないんだよ、周囲が乱れて先に進まない感じが煩わしいのさ、実は結構自分本位なのさ??と。 でも、それは「適応性」や本質を知るのが好きな「内省」が資質にある私特有の動機で、他の人には当てはまらないかもしれませんね。 「共感性」も持ち合わせていますが、「調和性」のドライとされる部分に「面白いじゃん」としか思いませんし(^-^) 資質の光と影の部分を教えてくれてありがとうございます!ご意見ありがとうございました!
資質のプロファイリングシート
今回提供する資質のプロファイリングは、それぞれの資質をわかりやすく文章化してお伝えするとともに、お一人おひとりの固有の資質の組み合わせを読み解き、普段の振る舞いを想定してわかりやすくその傾向性を解説しています。
そして、その組み合わせゆえの得意なこと、苦手なこと、資質への栄養の与え方、資質をより強みとして活かしていくためのワンポイントアドバイスなど、具体的にわかりやすく解説しています。
このプロファイリングシートは、いわば自分のトリセツとなっています。
※プロファイリングシートのサンプルは上記画像をクリックしてください。
チーム、組織で活用できるチームビルディングのためのプロファイリングシートも提供しています。
※プロファイリングシートのサンプルは上記画像をクリックしてください。
オンライン資質理解講座シリーズ全17回(全34資質)
次回は、11/13(火)「適応性」&「目標志向」です。(単発での参加も可能です。)
以下は、第三回の「学習欲」&「収集心」のダイジェスト版の映像です。(6分ほど)
資質の一つひとつの理解を深めていくオンライン講座です。
【こんな方へ】
☑自分が上位に持つ資質について深く知ることで、自己理解を深めたい。
☑自分の上位にない資質について深く知ることで、自分とは違う他者の理解を深めたい。
毎回思考の意味合いが対極にあるように感じられるもの(お互い真反対の資質はありません)、何となく似ていそうで区別がつきづらいもの同士で二つずつを取り上げ、それらを対比させることでより理解が深まります。
オンライン講座は、基本固定開催(隔週開催)としますが、参加できなかった回については録画映像、録音音声を後日配信しますので、学びを取り逃がす心配がありません。
日時:2018年8月21日(火)~2019年4月2日(火) 各21:00-22:00
方法:Zoom(オンライン講座)
講師:知識茂雄(ちしきしげお)
株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表
ギャラップ認定ストレングスコーチ
料金:50,000円(全17回の講座参加費及び録画映像、録音音声視聴含む)
各回単発の参加:5,000円/回 / 録画映像:4,000円/回
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