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キャリアとストレングスファインダー®

今日は、大学でキャリア教育の一環としてストレングスファインダー®の講義を実施しました。

昨年から、担当の先生の肝いりで始まったものです。

今日学生たちに伝えたことは、そのまま万人に伝えたいことでもあります。

弱みに目を向けるのは無駄


講義の冒頭で、学生たちにこう尋ねました。

「自分の強みについて語れる人は、どれくらいいますか?」

手を挙げる人は、誰もいませんでした。

ま、手は挙げづらい質問なので(笑)何人かはいたと思いますが、それでも実際自分の強みを自覚している人は少ないと思います。

そしてこれは、学生に限らず多くの方がそうなのではないかと思います。

何でそうなるかと言えば、日本にはまだまだ強みに目を向ける文化がないからです。

むしろ、頑張って、頑張って、弱みを克服することが美徳だと認識されてきたように思います。

私は、それ自体を否定はしません。

でも、例えどれだけ頑張ったとしても、元々そこに才能を持っている人のようにはなれないのが事実です。

だとしたら、頑張りすぎるのは、やはり無駄だと思うのです。

強みに目を向けると楽しい


今回は、ワークとして学生たちに“自分は何の天才なのか?”を考えてもらいました。

普段そんなことを考えたことのない学生たちにとっては、戸惑いもあったと思いますが、自分の強みに目を向けるのはやっぱり楽しいことだし、笑顔が増えることでもあります。

「どうやって弱みを克服しよう…」と眉間にシワを寄せて考えるより、「どう自分の強みを活かしていこう?」と考える方がやっぱり前向きだし、目線が上がるし、ワクワクします。

今日の学生たちが、そこに気づいてくれたとしたら嬉しいです。

何ができるかより、どううまくやるか

冒頭で書いたように、今回の講義はキャリア教育の位置づけです。

昨年度は、二年生の後期で実施しましたが、今回から一年生の前期に組み込まれています。

そこには、学生たちがこの後の学生生活の中で自分の強みを意識して過ごして欲しいとの思いが込められています。

その意味で、大事な、大事なストレングスファインダー®の哲学があります。

ストレングスファインダー®は、何ができるかを教えてくれるのではなく、何をやるにしてもどうやれば自分なりにうまくやれるのかを教えてくれる

これは、特に自分のキャリアを考える上で大切なことです。

今日講義をした学生たちは、医療系の学部に通う学生たちでした。

なので、卒業後の進路はほぼほぼ決まっている学生たちです。

それでも、例えば同じ医者になるとしても、どんな医者となるかは一人ひとり違ってあたり前です。

最新の医療技術を学び、情報を集め、常に最新の医療を提供するドクター。

信念をもって僻地医療を担うドクター。

患者一人ひとりの気持ちに寄り添い親身に応対するドクター。

様々な形があって良いと思います。

大切なのは、自分が自然とできてしまう才能を知り、そこに栄養を与え、伸ばし育てることです。

そして、自分の強みを活かすことにフォーカスしていけば、何をやるにしても自分の強みを活かすことでうまくやる方法が見つかるということに、きっと気づきます。

自分のキャリアを考える上では、ここが最も大切なのです。

多くの人は、この種の診断ツールを「自分は何ができるか?」「自分にふさわしい職業はなにか?」の問いの答えを探すために使おうとします。

でもそれは、ストレングスファインダー®の正しい使い方ではありません。

まず自分は何がやりたいのか、そしてそれを自分なりにどうやればうまくやれるのか、この順番で考えるのが正しいのです。

そして、ストレングスファインダー®は、その“自分なりにうまくやれる方法“を教えてくれるのです。

残りの学生生活で彼らがそこに気づき、これからの人生をより充実感のあるものにして欲しいというのが私の願いです。



文責 ギャラップ社認定ストレングスコーチ 知識茂雄