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自分らしく、あるがまま

昨日の午前中は、朝一のクラスで長崎大学工学部の一年生にストレングスファインダー®の講義を実施しました。

そして、その日の夜は長崎ファシリテーション研究会様にお招きいただき、「伝え方解体新書」を開催しました。

その二つの場それぞれで自分に起こったことを書いてみます。

「頑張らなきゃ!」スイッチ


私は、ストレングスファインダー®の資質的に言っても影響力の資質は高くなくて、多くの人に働きかけ巻き込んでいくことは苦手です。

身振り手振りも決して大きくはなく、明らかに静的な感じで、「コミュニケーション」下位の「内省」上位なのでしゃべり方も比較的ゆっくりだし「調和性」があるせいか、どうしてもソフトな語り口になります。

それが自分だし、こうしかできないし、むしろそれが自分の強みだとわかっていても、いざ学生たちの前に立つと「頑張って巻き込まなきゃ!」スイッチが入ってしまいます

学生たちは、当然ながら受け身です。

「何やるんだろう?」くらいの体で待ち構えています。

そういう学生たちを目の前にすると、どうしても「頑張って巻き込まなきゃ!」スイッチが入ってしまうのですが、所詮それは自分の得意ではないわけで、結局は(自分の中で)空回りするばかりです。

なんて葛藤を抱えながら学生たちの前に立っているのですが、きっと周りからはそう見えず淡々としゃべってるように見えるんですよね。

それもわかっていながら、何で違う自分になろうとするんだろう?

自分らしく、あるがままにあるためにストレングスファインダー®はあるのだと、いろんな人に言ってるクセにね。(^_^;)

ムズムズ感


次の葛藤は、夜の講座の後でした。

多数の参加者の皆さまと集合写真を撮ることになりました。

当然講師の私は、前列真ん中に座る“羽目”になります。

なぜかしら、これがとってもムズムズして居心地が悪いのです。

いや、もちろんとっても嬉しいのです。

それでも、どこかで「こんな自分なんかに…」という思いがあります。

講座も終わって早く帰りたい人もいるかもしれないのに…とか、とっても申し訳ない気持ちになります。

そして、講座終了後の懇親会の席でも同じようなことが起こりました。

昨日はたまたま私の誕生日だったので、サプライズでケーキを用意してくださったのです。

そこで皆さんにハーピーバースデイの歌を歌っていただきながら、ムチャクチャ嬉しい半面とっても居心地の悪い思いをしていました。

ここでも根っこにあるのは「こんな自分なんかに…」という自己肯定感の低さです。

自分らしくありのまま

大学の講義の際に起こっていることも、その日の夜に起こっていることも、きっと同じ根っこにつながっています

「こうあらねば」という思いと、「まだまだそこには至っていない」という思い。

だから自分はまだまだ頑張らねばならない。

自分にはできないと思っている、わかっていることすら、求めて頑張ろうとしてしまう

そんなこと必要ないとわかっていてもやってしまうのです。

それでも、自分なりにずいぶんと前に進んだなぁと思うのは、そういう自分を客観的に見れていること。

そして、違う自分になるのではなく、自分のまま、あるがままでいることを少しずつでも認められるようになっていること。

それは、ドキドキしてても、ムズムズしてても、そのままでそこに居続けること

すると、「そっかぁ、このままでもいいんだなぁ。」と少しずつ気づけるようになります。

自分らしくありのままいるって、一番簡単なようで難しいものですね。



文責 ギャラップ社認定ストレングスコーチ 知識茂雄