| 会社 | 株式会社ビーイング(建設業向けソフトウェア企画・開発・販売・サポート) |
|---|---|
| お話しいただいた方 | 中田様(社内でストレングスファインダーを広めてきたご担当) |
| 対象 | 全国の営業、企画、開発などの部門 |
| 規模 | 22部署・約240名(5名の部署から15名ほどの部署まで) |
| 期間 | 約3年計画(現在2年目) |
| 実施内容 | 部署ごとのチームビルディング研修 |
始まりは、一人のマネージャーの思いから
中田様がストレングスファインダーを使い始めたのは、マネージャーになってからです。
「メンバーの中に、もったいないなと思うメンバーがいたんです。一人ひとり話すと面白いのに、発言が少ない。誤解されやすい。そういうメンバーの個性を活かしたい、すくい上げたいと思って」
まずはメンバーの上位5つの資質を出し、本を配りました。面白がってくれるメンバーが多かった一方で、「占いみたいなものだよね」という声もありました。中田様は、そこで言い返さなかったそうです。
「占い感覚で受けてもらえるなら、それはそれでOKです、と。当たっている・当たっていないも含めて、一人ひとりこんなに結果が違うんだ、と面白がってもらえればいいと思っていました」
「面白かった」で終わってしまう
ところが、壁にぶつかります。
「私は資質の説明まではできるんです。こういう特徴がありますよ、と。でも、それで終わっちゃうんですよ」
お互いに話し合う場が要る。そう考えて、外部の講師に研修を頼んだところ、様子が変わりました(この研修の講師は、ハート・ラボ・ジャパンとは別の方です)。
「みんなが、すごく生き生きするんです。普段しゃべらない人がしゃべる。だから普段あんな会話になるんだ、と分かる。これは使える、使い方次第だ、と思いました」
全社に広げるとき、外部の研修を選んだ
その後、「一人ひとりの個性を活かしてつむぎあう世界をつくる」という社長の考えを、部長が幹部会から持ち帰りました。これをきっかけに、中田様は部長と一緒に社長へ説明し、全社への展開が決まりました。
そのとき中田様が提案に入れたのが、ハート・ラボ・ジャパンの研修です。
「全社に導入するなら、知識さんの研修を取り入れたいとお伝えしていました。お一人ずつの資質を読み解く説明が、ストレングスファインダーを活かす入り口として、すごくいいと思っていて。腹落ちするんです」
研修の場で起きていること
資質の組み合わせの解説で、聞く姿勢が変わる
「最初は椅子にもたれかかっている人も、だんだん『ん?ん?』と前のめりになってくるんです。自分のことも、ほかのメンバーのことも、普段の言動と結びつくと『確かに』となる。ストレングスファインダーの話を、どこか他人事のように聞き流す空気がなくなるのを感じました」
自分では当たり前だと思っている行動を「それが強みです」と言われ、周りから「そうだよ、そうだよ」と声が上がる。みんなが笑顔になっていくのがとてもよかった、と中田様は話します。
苦手への対処と、人を頼ること
研修では、資質の組み合わせの解説に加えて、苦手への対処も扱います。
「苦手は強みで補えばいい、人を頼ればいい、という流れで、気が楽になるメンバーが毎回一定数います。人に頼るのが苦手な人も、『頼られたら、うれしいでしょう。自分なら苦もなくできることで役に立てる。それを相手にも味わわせてあげればいいんですよ』と言われた瞬間、みんな『あっ』となるんです」
アンケートには、毎回何人か「もっと頼ってみようと思います」と書く方が出てくるそうです。
人数がばらばらでも、時間通りに終わる
「5人ぐらいの部署もあれば、15、16人の部署もあります。それでも、いつも時間通りに終わる、知識さんのタイムマネジメント力に驚かされます」
受講した方の声(各拠点の研修後アンケートより・原文のまま)
営業部門
- 自身が当たり前だと思って感じていたこと・行動していたことが強みで、他の人の苦手な部分だったりする点がわかったので、良い学びになりました
- 苦手は必ずしも克服する必要が無いという点。チームで活動しているので、補い合ってゴールに向かえばいいんだなと気づけ、印象に残りました
- チーム全体の底上げ、若手の育成も期待される立場なので、販売モデルの構築および共有を実行しようと考えておりましたが、それが自分の資質にも合っていることだと分かりましたので、自信をもって実施しようと思います
開発部門
- 自分を含めた部内メンバーそれぞれの強みや苦手な部分が可視化され、お互いの特性への理解を深めることができました
- 自己分析だけではなく相互理解が深まるという部分に感心しました。分析結果の項目単体だけでなく、組み合わせで傾向が割り出せるのが印象に残りました
研修のあと、職場で変わったこと
- チームで、仕事の相談以外にもお互いを知る時間を持つようになった
- 人数の多い部署で、誰に何を頼むかを決めるときの参考にしている
- マネージャーやリーダーが、メンバーごとに声のかけ方を考えるようになった(たとえば「慎重さ」や「内省」が上位の人には、考える時間を取る)
- 先輩と後輩のペアで、「こういう伝え方がいいんだ」と、仕事の進め方を見直す話が始まった
中田様が特にうれしかったのは、前向きな人が多い部署での一言です。その部署に一人だけ、「慎重さ」と「回復志向」を持つメンバーがいました。「これ、問題かもしれない」「リスクはない?」と言うたびに、周りからは「ネガティブな人」と見られていたそうです。
研修のあと、周りから出た言葉は「ネガティブじゃないんだね」でした。
「慎重に進めたいんだね、問題を解決したいんだね、という声が出たときは、本当にうれしかったです」
部署によって温度感に違いはあります。中田様は「現場でどう定着させるかはマネージャーの力量によるところが大きい」と振り返ります。そのうえで、活かせている部署が出てきています。
これから
全社への研修が進むと、「もっと仕事で活かしたい」という声が上がるようになりました。現在は定着に向けて、中田様自ら各部署を回り、3か月に1回のフォローワークを継続して実施しています。さらに今後は、マネージャーが日々の1on1や面談で資質をどう活かしていくかを一緒に考える場づくりも進めていく予定です。
「資質がいろいろなら、考え方もいろいろ。だからこそ違っていいんだよ、ということを広めたい。社員の皆さんがもっともっと意見を出し合い、安心して目の前の業務やチャレンジできる、そして協力し合える環境を作っていきたい。これからも、唯一無二の個性を活かす土壌づくりをしていきたいと思います」
社内で広めたい方へ、中田様からのひと言
「まずは自分が楽しんでください。楽しんでいると、周りが『そんなに面白いの?』と興味を持ってくれます。どこから広がるか分からないので、伝え続けること。上司に相談するときは、社長の言葉や会社のビジョンに結びつけて伝えると共感を得やすいですよ」
上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。
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