「慎重さ」の特徴
「慎重さ」は、実行力の資質です。 「慎重さ」は、最初から確実に成果を出すためにしっかりと準備をする実行力の資質です。 「慎重さ」は、特に自分が初めて取り組むことに対し、より発揮されます。 「慎重さ」の人は、それに取り組むにあたっての様々なリスクを検討します。 そして、それらのリスクに対し、予めきちんと備えをしてから取り掛かります。 具体例を挙げると、「収集心」も併せ持っている人が初めての土地に旅行や出張に行く場合は、事前にその土地に関するあらゆる情報を集めます。 例えば、到着時刻が遅くなりそうで食事の心配があるのであれば、宿泊地周辺にコンビニがあるかを予め確認しておくとか。 そして、もしコンビニがなければ食事をどこでどのように確保するかを予め検討しておく。 そんな風に働きます。 「慎重さ」を持つ人は、何事も抜けなく、漏れなくミスなくやることを大切にしています。 なので、例えば何か提出書類がある時は、何度も見返して記入漏れがないか、誤字はないか、内容に誤りがないかを確認します。 そのあたりの“精度の高さ”は「慎重さ」の明確な強みですね。 そして、「慎重さ」の人は、対人関係においても慎重な傾向があります。 特に、あまり親しくない人に対しては、自分から積極的にプライベートを明かすようなことはしません。 「慎重さ」の人にとって自分のプライベートを明かすのは、それだけでリスクなのです。 だから、「慎重さ」の人とは時間を掛けて距離を近づけていくことを意識した方が良いです。 「慎重さ」x「親密性」の人だと、なおのことこの傾向が強いと思います。 逆に言えば「慎重さ」の人が心を許してくれているということは、それだけ信頼しているということでもありますね。 後は、「慎重さ」に加えて「調和性」や「共感性」も上位にあると、対立を起こさないように、人を不愉快にさせないようにとよく考えてから慎重に発言する感じになると思います。 そして、私は、「慎重さ」の人のことを一度決断したら迷わない、ぶれない人だと思っています。 ひとたび慎重に検討し尽くして出した結論には迷いがない。 だから、やらないと決めたらやらないことにも迷いがない。 それも「慎重さ」の人の特徴(強み)なのではないかと思っています。「慎重さ」のベースメント(弱み使い)
「慎重さ」のベースメント(弱み使い)としては、一つには、特にそれまで経験のないことに対する心理的抵抗感が大きく、心配が先に立ってなかなか動き出せないところです。 それ自体が、自分の中での葛藤を生むかもしれないし、周囲から見てもっと早く動いて欲しいと思われているかもしれません。 特に、「活発性」を持つ人はスピード感を大切にしているので、例えば上司が「活発性」で部下が「慎重さ」だったりすると大変ですね。 でも本来は「活発性」と「慎重さ」は役割の違いであり、ある意味対極にあるからこそベストパートナーになり得るのです。 「活発性」と「慎重さ」の違いは、“失敗“に対する捉え方です。 「慎重さ」は、失敗を“してはいけないもの”と捉えるのに対し、「活発性」は“うまくいかなければ別の方法を試せばいい”と考え極論すれば“失敗“という概念自体がありません。 その思考の違いをうまく組み合わせれば良いのです。 「慎重さ」の人は、「活発性」の人が“大きな”失敗をしないようにサポートする。 「活発性」の人は、「慎重さ」の人が不安で動けない時に「やってみよう!」と背中を押してあげる。 その際、「慎重さ」の人が何を心配して動けないでいるのかを確認して、それを予め解消しておいてあげると尚良いですね。 「仮にうまくいかなくても、すぐにサポートするから大丈夫だよ!」のように。 いずれにしても、お互いがお互いの強みを活かし、サポートしあえる関係になるといいですね。 自分の資質が際立ったとき、それがベースメントとなることを防ぐには、その資質の対極にある資質のエッセンスを取り入れることです。 「慎重さ」が過ぎると、場合によっては決断するのに時間が掛かり、せっかくのチャンスを逃してしまうこともあるかもしれません。 だから、時々思い切って「やってみないとわからないよね!」とつぶやき、見切り発車してみることがあっても良いと思います。「慎重さ」とは
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