ブログ

相手を責めずに効果的に伝えるアサーティブ・コミュニケーション

相手を責めずに効果的に伝える


アサーティブな伝え方には基本的な型があります。

そのうち最も大切だと私が思うのは、①客観的事実、②主観的事実の順で伝えるということ。

言い換えると、自分の思い込みや決めつけを客観的事実と主観にきちんと切り分けるということです。

具体的にはこういうことです。

友人が映画館において上映中は禁じられているスマホの操作をしていて、その光が邪魔で他のお客さんが迷惑しているとします。

もし相手の行為を直接たしなめるとして、客観的事実と自分の気持ちをごちゃ混ぜにしているとこんなふうに伝えるかもしれません。

「上映中にスマホ扱うなんて無神経なやつだな。やめろよ!」

言いがちですよね?

でも、これって事実でしょうか?

正確に言えば事実かもしれないし、そうでないかもしれないということだと思います。

どの部分かと言えば“無神経なやつ”というところ。

相手を無神経なやつと決めつけていますが、実際には、自分がそういう人だと感じたというのが事実です。

ひょっとして相手は緊急の連絡が入り、やむを得ずスマホをいじってしまったかもしれませんし。

であるならば、望ましい伝え方はこんな感じです。

「今、スマホいじってたよね?そもそも上映中は禁じられてるし、他のお客さんにも迷惑になるしで自分も気が気じゃなくて映画にも集中できないんだよね。だから上映中はスマホはいじらないで欲しい」

こういう伝え方をするためには、前回の記事で書いた自分の一次感情を理解しておく必要があります。

上の文章から感じられる一次感情は、自分の知り合いが他の人にも迷惑を掛けていて、それに対してクレームが来るかもしれないとの不安とかです。

それが相手に対する怒り=二次感情に切り替わってしまうのです。

二次感情のまま伝えると、それが“人に迷惑を掛けても構わない無神経なやつ”という決めつけを生み出してしまうのです。

だから、伝える、伝えない以前の問題として、相手の客観的事実としての行為に対して自分がどう感じ、どんな一次感情が生じたのかをしっかり見ていくことが大切なのです。

ここを心がけるだけでも実は怒りの感情をうまくマネジメントできるようになります

また、過度に相手を責めてしまうコミュニケーションを取りがちな人は、そういう場面が少なくなると思います。

感情はあくまで自分自身のもの。

相手にぶつける道具として使うことなく、自分の側でうまく処理できることが望ましいですよね。

「人間関係改善と自己実現のための講座」においては、お一人おひとりの事例に基づき事実と決めつけの部分を分離しつつ、そこにある一次感情を見出すことをコーチング的アプローチを通して実施します。

一度体験し、繰り返し意識することで普段のコミュニケーションにおいても自分の感情のマネジメントが容易になります。

詳細は、以下より。
【第0期】人間関係改善と自己実現のための講座
~理解と共感のコミュニケーション力を高める~

※詳細は、上記画像をクリックしてください。
【第8期】プロファイリング講座 7月開講

※詳細は、上記画像をクリックしてください。
ストレングスファインダー®徹底活用ガイド

簡単なアンケート(選択式)にお答えいただき、メールアドレスをご登録いただくと上のストレングスファインダー®徹底活用ガイドをプレゼントいたします。お申し込みは、上の画像をクリックしてください。

無料メルマガ「才能を活かして自分らしく楽に生きる方法」

思考を緩め、人間関係を改善し、自分らしく楽に生きる方法を、ほぼ毎日お届けしています。

メルマガ読者限定の特典も提供しています!