そこそこ頑張る
先日は、今年最後のコーチングのトレーニングでした。
トレーニングにおいては、第三者から自分のコーチングがどう見えているかをフィードバックをしてもらう時間を取ります。
先日のトレーニングでは、その際に面白い現象が起きました。
自分のコーチングに対し、ある方は
「表情が単調なので、もっと感情表現があった方が良い」
とのFBをくれて、クライアント役の方や別のオブザーブ役の方からは
「笑顔で聴いていて話しやすかった(話しやすそうだった)」
とのFBをもらいました。
私のことを知っている方であればわかると思いますが、普段は本当に“仏頂面”で表情がありませんし動きも少ないです。
Zoomやってるとよく「静止画」と言われるくらい…(笑)
なので、コーチングの際に自分が笑顔なのは意識的に頑張ってやっていることなのです。
別のトレーニングの機会では、
「コーチングの時とそうでないときの表情の差が“えげつない”」
と言われたくらいに…(笑)
で、フィードバックというか、評価が分かれてしまうのは、どこを基準に置いているかだと思います。
「感情表現が足りない」とフィードバックをくださった方は、これまでさほど関わりの無かった方であり、私のこともよく知らない方です。
従い、評価基準としては普段の私ではなく自分なりに「こうだ」と置いているものになっていると思います。
もちろん、話しやすかったと言ってくださった方々も“普段の私との比較+別の基準”があるのだと思いますが、いずれにしても相対的な評価が入っているのは間違いないと思います。
だからなんだと言うわけではありませんが、何かをジャッジする際に自分の基準がどこにあるかを自覚しておくのは大事だなぁと思います。
その意味でコーチングでのFBにおいては、それが主観なのであれば「私には、こう感じられました」的な表現を使うことが多いです。
これは、日常の会話の中でも意識しておいて損はないと思います。
他者に何かを指摘しようとしたとき、それが客観的事実なのか、それとも主観なのかを自分の中で切り分けて伝えることが大事だと思います。
指摘を受ける側は、あくまで相手の主観なのであればそれを受けてその後をどうするかは自己責任で決めればよい。
まさに、アサーティブです。
ちなみに私が今回の最初の方のフィードバックを受けてどう考えているかと言えば
「これ以上頑張るのは無理!勘弁して…」
です(笑)。
ここは難しく悩ましいところでもありますが、無理をし過ぎると自分らしさが無くなってしまうと思うのです。
そして、どう頑張っても元々感情表現の豊かな人たちのようにはなれない。
私自身もそれなりに頑張ったときもあるし、なんだかんだ言って未だに「頑張らなきゃ…」と思うことも多いです。
でも、どれだけ頑張っても(自分なりに熱を込めて語っても)返ってくるフィードバックは「淡々と…」という表現ばかり…(^_^;)
もう諦めました…(笑) 何かを改善したいとき、他者のフィードバックを鏡として活用しつつ、自分らしさを失わない程度に頑張るのが大事だなぁと思う次第です。
そう、“そこそこ頑張る”のが大事。
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2021年12月にストレングスファインダー®の34資質のプロファイリングセッションを受けていただいたお客様の声をまとめました。