考えてから話す「内省」と、話しながら考える「コミュニケーション」
一見妙な組み合わせに思えるかもしれませんが、「内省」と「コミュニケーション」は何かとお互い対極にある資質でもあります。 特に、どのように言葉を発するかという点、そして、どんなふうに頭の中を整理していくかという点において。 「内省」の場合は、発言する前に自分の中でしっかりと落とし込むことが必要です。 なので、いきなりお題を与えられてポンッと言葉が出てくるわけではありません。 自分なりに、与えられたお題に対しきちんと考えをまとめてからしゃべりたいのです。 一方で、「コミュニケーション」の場合は、そういう状況でもひとまず話し始めることができます。 後述しますが、「コミュニケーション」の場合はしゃべりながら考えを整理していく感じなので、ひとまずしゃべり始めます。 そういう「コミュニケーション」の人から見ると、何かを問われてすぐには答えない「内省」の人の姿が何も考えていないように映るようです。 実際はそんなことはなくて、むしろそういう時こそ頭の中はフル回転で働いているのです。 私も「内省」が比較的上位ですが、この話題になった時にあることを思い出しました。 それは、前職の会社員時代のことで、それも新入社員として入ったばかりの頃のことです。 新入社員研修として、合宿所のような場所で研修を受けていた際、グループワークの中で考える場面があり、私は無意識に外を眺めながら頭の中がフル回転して考え事をしていました。 そして、それを見ていた講師に「ぼーっとするな!!」と怒られてしまったのです。 こちらとしては「必死で考えているのに、何だよ!」と反発したのを覚えています。 未だに覚えているので、よっぽど悔しかったんだなぁ(笑)。 さて、「コミュニケーション」の人は瞬間、瞬間で口から言葉が出ていくので、思考の間というものがあまりありません。 一つひとつの思考を深めることがないので、どちらかと言えば次から次へと頭の中の話題が切り替わっていくのです。 一方「内省」の人は、どんな話題であっても自分の中で結論が出るまで考え続ける傾向があります。 だから、「コミュニケーション」の人にとってはとっくに終わっている話題を、突然、「さっきのあれさぁ…」などと言い出します。 でも、その時点で「コミュニケーション」の人の頭はもう次の話題に移っているので、「えっ、何のこと?」なんてすれ違いが起こりがちなのです。 そして、これには別パターンもあって「内省」の人が「あの時こう言ったよね?」と言ったことに対し、「コミュニケーション」の人はその自分の発した言葉を忘れてしまっていることもあります。 だからお互いが、こういうすれ違いが起こりがちなのだということを理解しておくことが大切ですね。一人で脳内を整理する「内省」と、誰かと話すことで整理する「コミュニケーション」
もう一つの両者の大きな違いは、「内省」の場合一人になって考えることで頭の中を整理するのに対し、「コミュニケーション」の人はしゃべりながら頭の中を整理するということです。 つまり「内省」の人にとって必要なのは一人の時間であり、「コミュニケーション」の人にとって必要なのは話しを聞いてくれる相手です。 これまた一人になりたいタイミングの「内省」の人に対し、「コミュニケーション」の人が「ちょっと話し聞いて!」というのはまずいですよね。 こんなふうにお互いの特徴を理解しておけば大きくすれ違うこともなく、お互いに配慮できるようになりますよね。 正確に言えば、毎回毎回お互いにきちんと配慮することは不可能だと思いますが、少なくとも自分と相手の思考がまったく違うのだと理解していれば、それを踏まえて対処しようという気持ちになりますよね。 だからこそ自己理解、他者理解が重要なのです。
無料レポート
ストレングスファインダー®を受けた方へ
その困りごとには、理由があります
ストレングスファインダー®の上位10の資質と、いま感じている困りごとを1つ選んでいただくと、なぜそうなるのかを資質の組み合わせで読み解き、上位資質で試せる対処を2つ書いた1枚を、メールでお届けします。
上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。



