1on1で部下から仕事の相談を受け、話を聴くうちに、役立ちそうな方法が浮かぶ。自分の経験から、その方法を伝えたくなる場面です。
そんなときは、助言を話し始める前に、聞きたいかどうかを部下に尋ねてみてください。上司の側に伝えたい案があっても、部下がいま助言を求めているかは、本人に聞いてみないと分かりません。
提案する前に、私が尋ねていること
私は、所属しているコーチングスクールでアシスタントとして関わっています。相手の話を聴き切ったうえで、それでも伝えたほうがいいなと思ったときは、提案の形にしています。
「一つ提案があるんですけど、言ってもいいですか?」
これはスクールでのやり取りですが、部下の相談を聴き、上司からも案を伝えたいときに応用できると思います。
助言が役立ちそうでも、なぜ先に尋ねるのか
たとえば、仕事の進め方を相談している部下が、まだ自分の考えを話している途中だとします。ここで上司が助言を始めると、部下は話を続けにくいかもしれません。反対に、上司の案もすぐに聞きたいと思っているかもしれません。
上司には同じような相談に見えても、部下が話したいことや、助言を聞きたいタイミングは違うでしょう。役立ちそうな方法を思いつくと、つい説明を始めたくなりますが、その前に部下がどうしたいかを聞く余地があります。
職場の1on1では、どう尋ねればよいか
職場の1on1で、部下が仕事の進め方について、自分なりに考えた方法を話してくれたとします。上司にも、別の進め方が浮かびました。
部下の話を聴き終え、上司から案を伝える前に、たとえば、こう尋ねます。
「私からも、進め方を提案していいですか?」
何について提案したいのかを添えておくと、部下は、いま聞きたい話かどうかを答えやすくなります。
尋ねたあとは、相手の返事を待つ
尋ねたあとは、部下が答えるまで待ちます。ひと言添えた勢いで説明を始めると、相手が返事をする機会がなくなってしまいます。
先ほどの例で、部下がまだ自分の考えを話したいと答えたなら、その続きを聴きます。聞きたいという返事があれば、そこで提案を伝えます。提案を伝えたあとは、部下がどう考えたかを聴いてみてください。
次の1on1では、助言の前にひと言尋ね、部下の返事に合わせて会話を続けてみてください。
尋ねたあとに返事を待つのも、相手のペースに合わせ、話し終わるまで待つ聴き方の1つです。1on1のやり方研修は、こうした聴き方を含めて、聴く・訊く・認めるの3つを、部下の資質を手がかりに、3人1組のロールプレイで練習する管理職向けの研修です。資質は、ストレングスファインダー®で分かる、その人が自然に繰り返す考え方や感じ方、行動のパターンのことです。人数や時期が決まっていなくても、ご相談いただけます。
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上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。
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