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「で、結論は?」が怖かった私が、率直な人と話せるようになるまで

「で、結論は?」

会議の場で、丁寧に前置きをしながら自分の意見を伝えようとしていたとき、そう遮られたことがあります。

悪気がないのはわかっていました。でも、そのひと言で自分の考えごと否定されたような気持ちになったのを覚えています。

私の資質の上位には調和性があります。相手と対立しないように言葉を選び、ときに遠回しな言い方をしてしまう。影響力の資質が上位にある人たちの、思ったことをストレートに伝えるコミュニケーションは、当時の私にとって「怖いもの」でした。

怖さの正体

一昨日、資質ナビゲーション講座で「活発性」と「指令性」をテーマに取り上げました。どちらも影響力の資質で、共通しているのは端的で率直なコミュニケーションです。

受講者の方と資質を紐解きながら、ふと昔の自分を思い出しました。

あの頃、私は率直な物言いをする人に対して漠然とした恐れを抱いていました。でも振り返ると、怖かったのは「相手」ではなく、「自分がどう思われるか」だったのだと思います。

調和性が高い自分は、対立を避けたい。だから、相手の率直さを「攻撃」のように受け取ってしまっていた。実際には、ただその人のコミュニケーションのスタイルが自分と違っていただけなのに。

知ることで見え方が変わった

ストレングスファインダーの資質を通して、そうした人たちのことを知っていくうちに、恐れの感覚は少しずつ薄れていきました。

わかったことがあります。

率直に言う人は、率直に言って欲しい人でもある。こちらが伝えたことに変な色をつけず、そのまま受け取ってくれる人。裏表がなく、正直な人。

そしてこれは、調和性上位の自分にとって実はとてもありがたいことでした。

言葉の裏を読まなくていい。こちらの言葉もそのまま受け取ってもらえる。余計な駆け引きがいらない。「苦手な人」だと思っていた人が、実は「コミュニケーションが取りやすい人」だったのです。

怖さは消えなくていい

とはいえ、自分の特性が変わったわけではありません。

今でも、率直な人を前にして「こういうこと言ったらどう思われるだろう?」と身構える自分はいます。

以前なら、そこで黙っていました。波風を立てないことを優先して、言いたいことを飲み込んでいた。

今は違います。怖さはある。でも、その怖さを超えてコミュニケーションを取ることの大事さを知っている。だから、怖くても伝えることを選べるようになった。

怖さがなくなったわけではなく、怖さとの付き合い方が変わったのです。この違いは本当に大きい。

あるとき、率直なタイプの方に思い切って自分の意見を伝えたことがあります。内心はドキドキしていました。でも相手は「うん、わかった。そうしよう」とあっさり受け取ってくれた。拍子抜けするほどシンプルに。

こちらが何日も悩んでいたことが、相手にとっては何でもないことだった。そのとき、「ああ、もっと早く言えばよかった」と思いました。

「違い」が人生の色どりになる

自分とは大きく異なる思考、感情、行動のパターンを持つ人とコミュニケーションが取れるようになると、自分の世界が広がります。自分の人生にこれまでにない色どりを与えてくれます。

自分と似た人といる心地よさの中だけにいたら、きっと気づけなかったことです。