相手の根っこにある価値観や欲求を理解する
先日は、第7期プロファイリング講座にて資質理解の第三回でした。特に自分が上位に持たない資質を見ていく上で起こることは、そもそもの感覚の違いに理解し難さを覚えること。
例えば、「責任感」が下位の人には「責任感」上位の人が感じる、たとえ不可抗力であったとしても自分が約束を果たせなかったときの“強い罪悪感”は理解できないものでしょう。
「責任感」がこうした罪悪感を感じさせるのは、常に自分の考える誠実さを発揮すべきとの感覚から来ています。
そういう手放せない価値観を持っていると言うこともできるでしょう。
他にも、例えば「最上志向」が下位の人には、「最上志向」上位の人が持つ決して現状に満足することなくさらに高みを目指していくその根源的な欲求は理解できないものでしょう。
そこに明確な理由はなく、ただただ無意識にそうしてしまう、そうなってしまうものなのです。
表面的な相手の振舞いだけではなく、こうした根っこにある大切にしている価値観や根源的な欲求を理解していくことが本質的な他者理解へとつながっていきます。
そういう相手の価値観や欲求を否定することなく、ただ「あー、そうなんだなぁ」と受け止めていく。
そんなふうに思えるようになると、それまで相手の言動が理解できずイライラしていた場面でもそういうネガティブな反応が減っていくと思います。
一方、いかに価値観が違うとは言え、それぞれの違いを尊重していくことが大事であるとは言え、相手の言動の何もかもを許容せねばならないということではないと思います。
自分にとって好ましくない言動については、アサーティブに「No」と表現することも大事。
アサーティブは、自分の伝えたいことだけを伝えるコミュニケーションのあり方ではありません。
そこには自分と同じように相手を尊重するとのマインドも必要です。
その意味で相手の大切にしている価値観を否定せず、尊重した上で、それでも私はあなたの言動が心地良くはないということを率直に伝える。
これが理想的なのだと思います。
自分自身も偉そうに言うほどできてはいないことですが、相手の価値観を尊重し過ぎてただただ我慢するのは違うし、逆に相手の価値観を無視して一方的に自分の価値観を押し付けるのも違います。
アサーティブは自分もOK、相手もOKというあり方です。
そのあり方を手に入れるためには、まずは自分とは違う他者の大切にしていることをその根っこにある価値観や欲求を理解することが大事。
クリフトンストレングス®(ストレングス・ファインダー®)の資質を根っこの部分まで深く探求し理解しようとすることが、そこにダイレクトにつながっていくのだと思っています。
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