ブログ

伝えるということは、汲み取るということ

「伝えるということ」その3です。

伝えるということは、汲み取るということ


伝えるということは、汲み取るということ

付き合い始めたばかりの恋人同士が会話するとき、お互いが「あなたのことがもっと知りたい!」と、相手に最大級の興味をもって一生懸命話を聴くことでしょう。

価値観の違いを乗り越え、お互いが「もっと自分のことを理解して欲しい!」と、一生懸命相手に伝えようとすることでしょう。

かつての私たちもそうでした…( -_-)遠い目(笑)

どんなに伝えたい思いがあっても、受け入れてもらえないときがあります。

どんなにつたない伝え方でも、汲み取ってもらえるときがあります。

汲み取ってもらえたとき、あなたは相手の伝えたい思いを、もっと汲み取ろうと思うでしょう。

そして同時に、もっと丁寧に自分の伝えたい思いを、相手に届けようとするでしょう。

伝えるということと、汲み取るということ。

形は違っても、理解し合いたい、より良い関係性を築きたいという思いの上に成り立つという点では、同じなのかも知れませんね。

伝えるということと、汲み取るということは、ある意味裏表の関係です。

自分の気持ちに正直に、そして率直に伝えられる人は、他者がそうすることも許している人です。

自分と他人は大切にしているもの、必要としているものが違うことを知っていて、それを受け入れているからこそ、自分の価値観や基準を脇において相手の言わんとするところを汲み取ろうとします

そして人は、自分の言うことを批判せずに黙って聞いてくれる人に信頼を寄せ、自分もその人の言うことを尊重しながら聞こうという姿勢になります

こういう関係性を築けて初めて”伝える”が”伝わる”につながっていくのだと思います。

結局はここでも、人はそれぞれに違うという前提を持てているのかがカギなのです。



文責 ギャラップ社認定ストレングスコーチ 知識茂雄