伝えるということは、汲み取るということ
「伝えるということ」その3です。
伝えるということと、汲み取るということは、ある意味裏表の関係です。
自分の気持ちに正直に、そして率直に伝えられる人は、他者がそうすることも許している人です。
自分と他人は大切にしているもの、必要としているものが違うことを知っていて、それを受け入れているからこそ、自分の価値観や基準を脇において相手の言わんとするところを汲み取ろうとします。
そして人は、自分の言うことを批判せずに黙って聞いてくれる人に信頼を寄せ、自分もその人の言うことを尊重しながら聞こうという姿勢になります。
こういう関係性を築けて初めて”伝える”が”伝わる”につながっていくのだと思います。
結局はここでも、人はそれぞれに違うという前提を持てているのかがカギなのです。
文責 ギャラップ社認定ストレングスコーチ 知識茂雄