“間違い”ではなく“違い”として捉える
まず、他者の言動に対しネガティブな反応をしてしまったとき、多くの人は、いや、ほとんどの人は「相手が間違っている」と認識してしまっていると思います。 まずこの認識をこう変えることが大事だと思います。 「二人の価値観が違っている」 のだと。 その上で、相手の言動の何が自分が大切にしている価値観を否定しているように感じられ、、それによってどんな感情が湧いているのかを見ていく。 そして、その感情を否定せずに味わう。 そうすることで、相手の立場にも寄り添うことが出来るということを以前書きました。 もう一つ大事なのは、なぜそこまで自分がネガティブな反応になるのかを、さらに深掘りしてみることです。 例えば、相手の言動が結果的に自分への配慮がなく、それにより自分の仕事が増えてしまうと感じているとします。 こういうケースにおいて、それを理由に相手を責める気持ちが出てくるとしたら、ひょっとしたらその人の無意識の思考にはこういうのがあるかもしれません。 「何事もやるからにはきちんとやらねば」 もしそういう思考があるとすれば、普段からきちんとやっているのにも関わらず、さらに仕事が増えてしまうことへの反応と共に、その増えた仕事をまたきちんとやらねばならないとの面倒くささも加わってのネガティブな反応なのかもしれませんね。 わかりづらいですよね? 逆に考えれば、いい悪いは抜きにして“きちんと感”の薄い人は、例えそこで自分の仕事が増えたからといって“適当に”やれば良いと思えるので、そこまで過剰な反応にはならないと思うのです。 つまりは、同じ場面で、同じ言動に対しどう反応するかは、その人の持っている思考の緩さ加減によるということです。 “ちゃんと”、“きちんと”、“べき”、“ねば”が強ければ強いほど、反応する場面が増えます。 まさに昔の私がそうで、自分以外の全員が常に“間違って”いました(笑)。 ま、今となっては自虐的に笑って話せるけど、その当時はしんどかったなぁ。 ということで、ここでもまた繰り返しでしつこいですが、過度な“べき”、“ねば”は緩めるのが得策です。 縛りを“なくす”のではなく、“緩める”のです。 私自身がそうですが、こういう不安定な状況では余計に反応が起こりやすくなります。 逆に言えば、自分の何がそうさせているのかを見ていくチャンスでもあると思います。 反応しがちな人は、相手の“間違い”ではなく、相手と自分の“違い”という観点で見てみると良いと思います。
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