「責任感」の特徴
「責任感」は、実行力の資質です。 「責任感」は、自分の責任範囲、役割を明確にし、それを確実に果たす資質です。 単純に言えば、人と約束したことは必ず守る等の振る舞いとして表れます。 「責任感」上位の人は、自分が求められたこと、やるべきことは必ずきちんと果たしたいので仕事の依頼を受けた時は、「何を」「どこまで」「いつまでに」等をまず確認します。 その上で、「確実にやれる!」との確信があれば受けます。 逆に言えば、出来るという確信がなければ引き受けないこともあり得ます。 もちろん状況が許せば(断れるものなら)の話しです。 「責任感」の他に「調和性」「共感性」「社交性」などを持っていたりすると、断りたくても断れず引き受けてしまうということはあるかもしれません。 「責任感」上位の人は、仮に約束したことを達成できなかったとしたら、たとえそれが不可抗力によるものだとしても強い罪悪感を感じます。 それくらい、約束したことは必ず守るというコミット力が高いのです。 「責任感」は、高い道徳観、倫理観を持つ資質でもあります。 ルールや決まりごとは遵守します。 交通ルールなども、どちらかと言えば生真面目に守る方です。 健常者なのに、身障者用の駐車場に停めるなどということはあり得ません。 それから「責任感」は、ウソがつけない資質でもあります。 人から何か尋ねられたとき、それが正しいと確信のある答えが見つからないとなかなか答えられません。 あやふやなまま答えて、いい加減な人と思われたくないのです。「責任感」のベースメント(弱み使い)
「責任感」のベースメント(弱み使い)としては、一つには、自分の正しさにこだわり過ぎるということです。 自分の中の「こうあるべき!」が強すぎると、自分の行動を制約し狭めてしまいます。 そして、「こうあるべき!」という自分だけの正しさを他者に向けてしまうと、周囲を窮屈にさせてしまいます。 「責任感」を上位に持つ人は、周りから「厳しい人」と認識されていることも多いと思います。 どんな資質についても同じように言えることですが、「責任感」を持つ人は世の中全体から見ればあくまで少数派です。 つまりは、世の中は自分が思う以上に「いい加減」であり、むしろそれが標準なのです。 その事実を踏まえて、“べき”、“ねば”を緩めることを意識しましょう。 それから、「責任感」上位の人は、自分が関わることに関しては自ら責任を果たしたいとの思いが強いので、何事も自分で抱え込みがちだったりします。 人に任せてしまうと、成果への保証ができないと思ってしまうのです。 チームリーダーや管理職の人が「責任感」持ちだと部下に任せるのが苦手だったり、ついつい細かく口出ししてしまいがちだったりすると思います。 実は私自身も「責任感」持ちなので、前職での管理職時代はこの傾向が強くありました。 そして私の場合は、この「責任感」の特性を逆手にとってこれを克服しました。 どう考えたかと言うと、「管理職の果たすべき役割は人を育てることである。」 そして、「人を育てるということは本人にすべてを任せ自主性を促すことでもある。」 と自分の役割を定義したのです。 つまり、“任せる”、“口出ししない”ということに自らコミットしたのです。 他には、上記とも通じますが、「責任感」は人との約束は必ず守るので、自分が確実にやらないといけないことが生じたら、それを周囲に宣言してしまうという手もあります。 「目標志向」が低くて目標達成が苦手な人などには効果的な方法だと思います。 ただし、あまり自分を追い込み過ぎるのも考えものなので、ほどほどに使いましょう。「責任感」とは
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