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ストレングスファインダー®の資質の順番が変わるとき

先日ののメルマガに質問を頂きましたので回答します。

資質の順位が変わるとき




いつも、メルマガ楽しみに拝見しております。

ありがとうございます。

今日のメルマガに、『今使っているSFの結果では「分析思考」は17番目なのですが元々はTOP5なので十分使えている資質です。』とありますが、知識さんは、もともと 分析思考がTOP5だったのが、現在は17番目に下がり、他の資質が上位に来た、ということでしょうか。

それとも、ストレングスファインダーの分類方法や質問などが変わって、順位が入れ替わったということでしょうか。

ストレングスファインダーの説明のどこかで、「資質の順番は大きく入れ替わることはない。

なので、何度も受ける必要はない」「TOP10はその中で多少入れ替わることがあっても上位資質が下位資質と入れ替わることはない」と言った説明を読んだ記憶があります。

数字だけ見れば、17位は中位で、上位資質とは言えず、(以前の)上位TOP5からの大幅な変動があったように感じました。

知識さんの、資質の時間による変化について知見をいただければありがたく存じます。

ご質問ありがとうございます。

以下は、ストレングスファインダー®を複数回受け直すことでの資質順位変動に対する「私見」です。

ギャラップ社の公式見解ではないのでご注意ください。

ご質問いただいた内容に「分析思考」を感じたので念の為コメントしておきます。

まず、考えねばならないのが複数回受けることでの診断の精度への影響です。

ストレングスファインダー®は177問の設問に答えることで診断していますが、そこには当たり前ですが自分の主観が入ります。

一回目の場合は、ほぼ素直に今の自分が反映されていると考えて良いと思います。

ところが、二回目以降の場合は、特に一回目以降でストレングスファインダー®を学んでいればいるほど今の自分を素直にそこに表現することが難しくなります。

それが当たっているかどうかは別として、各設問を読んだ際に「この設問は、この資質のことかな??」となんとなく類推されてしまいます。

類推された途端に、素直に設問に答えることが難しくなります。

もちろん、ここは人によります。

でも、人によっては「この資質のことかなぁ?」と類推されることで様々な思考が巡ります。

「こうありたいけどまだまだだなぁ」

「あぁ、こういうのが欲しいなぁ」とか。

すると、そういう思考が邪魔をして、本当の自分をそのまま回答に反映させることが難しくなります。

これが、診断に影響を与えないとは言い切れないところだと私は考えています。

なので、複数回診断の場合は(人による差は大きいと思われるが)診断精度が落ちることが否めないと私は考えます。

ここは自己否定が強い、すなわち自己肯定感の低い人ほど上記の意味合いで診断精度は揺らぎやすいのではないかと私は考えています。

複数回診断を“積極的には”お勧めしないのは、この精度の問題があると思っているからです。

次に、ひとまず診断精度は置いておくとして、純粋に順位が変わり得るかです。

まず押さえておかねばならないことは、「ストレングスファインダー®の資質=性格」ではないということです。

“性格”をどう定義するかにもよりますが、資質は、性格“も”ベースにして表に現れている思考、感情、行動のパターンと考えています。

※ここも私見なので、これ以上突っ込まないでくださいね(^_^;)。

そこだけを単純に捉えるならば、今この瞬間に自分がどういう思考のクセを持っているかということになるので、たった今の自分がどういう意識づけで思考し、行動しているかを表しているのが資質だということが言えます。

そう考えると、例えばコールセンター等に勤務していて、日々異なる案件に対し臨機応変な対応を求めら続けることで、自然と「適応性」が上がってくる等は十分考えられます。

とは言え、それとて元々30位台とかの下位資質がTOP5まで上がってくるとは考えづらいですよね?

なので私の場合は、(診断精度を抜きにして)「上位資質の中で順位が入れ替わることはあり得る」というように説明しています

翻って私の「分析思考」です。

結論から言うと、大きな順位変動は、上記の合わせ技だと思っています。

まず、初回診断時と二回目の診断時で何が違っていたかというと、コーチングを学んでからの年数です。

初回診断時は、学び始めてから間もない頃でした。

なので、ほぼその当時の自分の素のままが出ていたと思います。

ちなみに初回のTOP5は、

調和性
責任感
収集心
分析思考
自我

です。

そして、その当時の私はこれらの資質が悪さばかりしていました。

だからこそコーチングを学び始めたのです。

そして、その当時の私が意識していたのは、左脳=理屈に寄り過ぎていた自分を、右脳=直感に寄せることでした。

つまり、その当時の私にとっては「分析思考」は“邪魔”だったのです。

「直感に従うことを大切にしよう」という思考パターンの変革への意識と、それが無意識に働きすぎたことにより診断結果を歪め、本来大切にすべき「分析思考」が大きく順位を下げてしまったのだと私自身は考えています。

で、ここから先が大切なのですが、いつもしつこく言っているようにストレングスファインダー®は優れたツールではあるけれど所詮ツールの一つに過ぎません

大切なのは、それをどう使うか。

つまり、いかに自分の都合良く使うか。

私の場合で言えば、普段ベースの診断結果としては二番目を採用しています。

それは、

最上志向
調和性
学習欲
アレンジ
適応性

これも自分そのものだし、大好きな組み合わせです。

一方、今回の「分析思考」にしろ、ちょっと下がった「責任感」にしろ、確実に自分の中にあります。

だから、例え診断結果として順位が下がったとしても、自分の愛すべき資質として大切にしながら暴れないようにマネジメントを意識しています。

長くなりましたが、ご理解いただけたでしょうか?

とにかく大切なのは最後に書いたことです。

一回きりの結果をそのまま大切にしていくのもアリだし、私のように複数回の結果を元に本来の自分と照らし合わせて大切にしていくべき資質をピックアップするのもアリだと思います。

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