「原点思考」の特徴
「原点思考」は、戦略的思考力の資質です。 「原点思考」は、英語だとContext。 直訳すると、文脈、背景、事情といった意味になります。 「原点思考」は、物事のルーツを探る資質です。 従い、自然と思考は過去に向かいます。 例えば、仕事を依頼された時はそもそもの経緯を知りたくなります。 それが必要になった経緯、背景を知ることで、自分が何を為すべきなのかを本質的に理解しようとします。 なので、「原点思考」を上位に持っている人に何かをお願いする際は、できるだけなぜそれが必要になったのかの背景、理由、事情を説明してあげてください。 納得して取り組んでくれると思います。 上でも書きましたが、「原点思考」の人の代表的な口ぐせは「そもそも…」です。 「そもそも…」を口ぐせにしている人は、「原点思考」が上位である可能性が高いと思います。 「原点思考」の人は、「過去」を知ることで「現在」を理解しようとします。 例えば、他人のことを理解しようとしたら、その人のこれまでの学歴、経歴、職歴などを知りたくなります。 それらを理解することで、今目の前にいるその人がどういう人であるかを理解しようとします。 「原点思考」の人にとっては、「今」は常に「過去」と共にあるとの感覚なのです。 何か成果を出そうとしたときに、そのアプローチは資質により様々です。 例えば、「慎重さ」の人は、想定されるリスクに対ししっかり備えをして着実に成果を出します。 「戦略性」の人は、「もし、これがこうなったら?」の思考を繰り返しいくつものアプローチ方法を考えます。 「目標志向」の人は目標を定め、計画を立て優先順位を決めてタスクを実行します。 そして「原点思考」の人は、過去の資産を活かし成果を出そうとします。 例えば初めてのことに取り組む際には、まず過去同様の事例がなかったかを調べ参考になるものを抽出し、それをベースにやり方、方法を構築しようとします。 そういう意味で「原点思考」の人は、過去の資産をうまく使える人と言えます。 余談になりますが、以前「原点思考」を持つ方が経営するバーに行った時のことです。 その方が、「この店は前のオーナーから引き継いだ。」とのお話しをされたので、こう質問してみました。 「ひょっとしてお店の内装とかはほとんど変えていないのではないですか?」 答えはもちろんイエスでした。 「前のオーナーの残したものを極力活かし大事にしたい」のだと、仰っていました。「原点思考」のベースメント(弱み使い)
「原点思考」のベースメント(弱み使い)としては、以下のようなことが挙げられます。 一つには「そもそも…」がわからないと前に進めない感が出てしまうことです。 私のように「適応性」持ちだと、“とりあえず取り掛かる”が出来てしまうのですが、「原点思考」の方には難しさがあると思います。 状況にもよりますが、スピード感を要求される時は、「そもそも」を追求したくなる気持ちを抑えてとりあえず取り掛かり、後追いで「そもそも」を追求していくこともあっていいかもしれません。 それから、「過去」が「今」を作っていると考えがちな「原点思考」の人にとっては、過去の失敗が未来へのチャレンジにストップを掛けることがあるかもしれません。 それは、ひょっとしたら他者にも向くかもしれず、他者の過去の言動から「あいつはこういうやつだ!」と決めつけがちかもしれません。 人は時に突然変異的に(?)、何の脈略もなく変わり得るものだし、変わってもいい存在です。 過去に引きずられ過ぎることなく、今を見ていくことも時に大切かもしれませんね。「原点思考」とは
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