既にできていることに気づく(苦手への対処)
自分の苦手なことに対処する方法の続きです。
前回は、自分の苦手を一旦受け入れた上で、自分にできることをそこそこ頑張るとのニュアンスのことを書きました。
“そこそこ”というのがキモですね。
苦手の“克服”に向けて頑張るのではなく、“それなりに対処”していく。
これくらいでいるのが大事だと思います。
さて、今回は自分の苦手なことをどう自分の上位資質で補っていくかについて書いてみます。
これもまた繰り返し書いていることではありますが、私の下位資質の「社交性」を例に取ると、私の場合はそれを「学習欲」で補っている感覚があります。
より正確には、自然と補っていたと言うべきかもしれません。
私の場合「社交性」が低い割に知り合いは多いです。
どこで出会いがあるかと言えば、ずばり学びの場です。
「最上志向」x「学習欲」の私にとって学びを止めるのは、すなわち停滞を意味します。
「学ばなきゃ!」と意識しているわけではなく“学んでしまう”のです。
学びの場に出かけていくと、そこには必ず知らない人がいます。
なので、自分が喜んで申し込んだセミナーや講座であるにも関わらず、その開催が近づくと気が重くなるんです。
自分で申し込んでおきながら、知らない人と接するのに「なんだか面倒くさいなぁ」という気持ちが湧いてくるのです(^_^;)。
それでも、「責任感」持ちでもあるのできちんと参加はします。
当たり前だけど…(笑)
参加しさえすれば、強制的に知らない人ともお話しせざるを得ない状況になります。
結果、そこでお知り合いになる人が自然と増えていきます。
こんなふうに、気がついてみれば「社交性」の代わりを他の上位資質が担ってくれていたのです。
人は皆、同じような言動を、それぞれに異なる動機付けでとっています。
例えば「ポジティブ」x「学習欲」x「個別化」のような人は、人への興味関心から、他人に笑顔で近づくでしょう。
それは端から見たら「社交性」(xポジティブ)そのものに見えるかもしれません。
自分の苦手を上位資質で補うことを意識する以前に、すでにそうなっていることがないかを考えてみることをオススメします。