自分らしくは現在進行形
先日、主に子育て中のママさん向けの講座で講師を務めました。 お伝えしたかった趣旨は、自分自身が自分らしく生き生きとしていれば子どもも自然とそうなっていくということ。 自分自身の大いなる反省も込めて。 ここは、ここ数日で書いてきたこととそのままつながります。 自分らしくいた方が良いというのはわかるとしても、実際に何をどうすればそうなるのかの答えがなければ絵に描いた餅となります。 いろんな言い方ができると思いますが、極論すればもっと“わがまま”になっていくということだと思います。 “わがまま”という言葉を敢えて使っていますが、自分らしさを求める人の多くは“こうあるべき”との縛りの多い人だと思います。 そういう人は、自分の「こうしたい」という欲求よりも「こうあるべき」との“べき、ねば”を優先しがちだと思います。 言い方を変えると「こうあるべき」よりも「こうしたい」を優先することは、自分の“わがまま”に感じられると思います。 だからこそ、“わがまま”を目指しましょうと言っているのです。 なぜならば、自分に“わがまま”を許せている人は他人の“わがまま”も許せるからです。 前々回で書いた“自分らしくはあなたらしくにつながる”のと同義です。 多くの親は、子どもに対し「あなたらしく、生き生きといて欲しい」と願っています。 でも実際には自分を「こうあるべき」で縛っている限りは子どももその“べき、ねば”で縛ってしまっているはずです。 これは一般社会でも同じ図式が成り立ちます。 自分に許していないことが多ければ多いほど、他者にもそれを許せなくなります。 だからこそ、まず自分との対話によりその部分を緩めていくことが大切なのです。 “べき、ねば”を完全になくす必要はないし、そもそも出来ません。 その縛りの幅を少しずつ、少しずつ広げていく感覚でそれまで自分には許していなかったことを自分に許していくのです。 ただただ自分の欲求に従い、やりたいことをやる、やりたくないことをやめる、これを勇気を出してやってみることです。 それが、自分を大切に扱うということにもつながります。 ここでも、“自分を大切にするからこそ他者も大切にできる”という図式が成り立ちます。 自分を尊重し、大切に扱っていけば満たされた気持ちになると思います。 そうなった自分はもっと愛情深く他の人と接することができるようになると思います。 先日の講座でもお話ししましたが、私自身がこれを完璧に出来ている訳ではまったくありません。 だからこそ、残りの人生を通して自分を尊重し、受け入れ、大切にするということを意識し続けようと思っています。 そう、常に現在進行形でいたいと思うのです。
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