「伝えるということ」その5です。
伝えるということは、自分を認めるということ
伝えるということは、自分を認めるということ
伝えづらいことを、伝えねばならないときがあります。
勇気を振り絞って、伝えねばならないときがあります。
人は、満たされず心の温度が低いとき、ほんの小さな一歩を踏み出せないことがあります。
伝わらないもどかしさから、つい感情を露わにしてしまうことがあります。
人は、満たされて心の温度が高いとき、思い切って伝えてみようと、一歩を踏み出せることがあります。
心揺さぶられることなく、穏やかに、繰り返し、繰り返し伝えられることがあります。
人は、誰かに認められ、いいね!と言われたとき、満たされ心が暖まります。
誰かに支えられ、応援されていると感じたとき、大きな勇気が芽生えます。
誰かに愛され、信頼されていると感じたとき、これでいいんだと安心感を覚えます。
そしてその誰かは、他人である必要はありません。
自分の良いところをたくさん知っていて、いいね!と言えるのは、他でもない自分自身のはずです。
自分のことを一番支えたくて、応援しているのも、自分自身のはずです。
自分のことを誰よりも深く愛し、信頼しているのも、自分自身のはずです。
自戒を込めて、そう問い続ける日々です。

自分で自分を認めることの大切さはよく言われることですが、なかなか難しいのも事実です。
自分のことを大切にできていないと、特に元々伝えることの苦手な人は”伝わらない”ことを恐れてなかなか伝えるという選択ができません。
伝えたのに伝わらなかったという、ただその常にありえる事実を見て、「こんな私だから…」と勝手に思い込んでしまうのです。
もったいないですね。
自分で自分を認められていない人は、何かにつけて”できる”人でいないと周りから認めてもらえないと思い込んでいる節があります。
そして、もっと言えばすでにできていることさえ、まだまだだと認識していることもあるでしょう。
うわっ、自分のことだ!(^_^;)
ストレングスファインダー®で自分の資質を知ると、
自分には人とは違う強みがあってそのままで周りに貢献しているし、自分の弱みも他の得意な人が補ってくれる世の中の仕組みが理解でき、そのままの自分を認めやすくなります。
伝えるというのは”行為”だけれど、ベースにある”あり方”がやっぱり大切ですよね。
そして、
あり方が整ってくるとどんなことに対しても、勇気を出して一歩を踏み出すことができるようになると思います。
文責 ギャラップ社認定ストレングスコーチ 知識茂雄