唯一の正解は…
今回のテーマは、口頭でのプロファイリング。 そう言えば、先日のオンラインワークショップにおいて参加者の方が、 「なぜこの資質の順番でこうなるのか不思議です」 的なコメントをされていたのですが、とても大切な視点だと思いました。 そう、ストレングスファインダーだけでその人のすべてを理解することなど所詮出来ないのです。 ここが我々ストレングスコーチであっても陥りがちな罠だし、気をつけないといけないところです。 たしかにストレングスファインダーは、人それぞれの思考のクセをわかりやすく教えてくれるし、自己理解、他者理解に大いに役立つ優れたツールです。 でも、ストレングスファインダーでその人のすべてがわかる訳などないのです。 それくらい、本来人の心は複雑なもの。 そして、その複雑な多様性があるからこそ、人はそれぞれに素晴らしい存在である。 ここを忘れてはいけないということ。 「ストレングスファインダーの資質がこうだから、この人はこう考えるはずだ」 ではなく、 「ストレングスファインダーの資質はこうだけど、この人はどう考えるのだろう?」 というアプローチが正解。 すなわち、ストレングスファインダーを取っ掛かりとして相手から引き出していくことが大事なのです。 ストレングスファインダーは、端的に言って“良く当たる”ツールなだけにどうしても“当てにいく”が起こりがち。 かく言う私も時々そこにはまりそうになります。 だって、 「こうこう、こうですよね?」 と解説して 「そうなんです。何でわかるんですか?!」 って言われたら、やっぱり、ぶっちゃけ気持ちいいじゃないですか…(笑) もちろん解説しないわけじゃないし、してはいけない訳でもありません。 ただ、最後の最後は相手に委ねるということ。 だって、本人だけが唯一の“正解”だから。 ということで、冒頭に戻りますが、口頭でのプロファイリングは特に“引き出す”アプローチに重点を置いています。 そして、普段からそうした相手から引き出すことに意識を向けていると 「この人はこういう人だ」 と、人を決めつける感覚が薄れていきます。 決めつけずに話しを聴いていくと、必ず 「へー、そうなんだぁ!」 に出会います。 すると今度は、それが 「人ってそれぞれに違って面白い!」 につながっていくのです。 そうやって人の多様性を自然と尊重できるようになる、その入り口にあるのがストレングスファインダーだと思っています。
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