自分を客観視することを意識しよう
ここから先は、多少でもそんな心持ちになれたことを前提として、その先で具体的にどう実際の関わり方を変えていけばよいかの話しになります。 そして、そこにいくためにはもう少し自己理解を深めていく必要があります。 その一つは、自分が上位に持つ資質の一つひとつの理解を深めるということ。 もっと具体的に言えば、他者との関係性において自分の資質がどんな場面でどんな相手に対し強みとして発揮されていて、逆にどんな場面でどんな相手に対しては弱みになってしまっているのかを、しっかりと理解するということです。 ストレングスファインダー®ではそれぞれの資質が強みとして発揮されている状態のことを“バルコニー”と呼び、むしろ弱みとして現れてしまっている状態のことを“ベースメント(地下室)”と呼びます。 ストレングスファインダー®を活用するということは、具体的にはそれぞれの資質のバルコニー使いを増やし、ベースメント使いを減らすということに他なりません。 では、そのために何が必要かと言えば、自己の客観視です。 あたかも自分自身とは別にもう一人の自分がいて、自分自身を観察しているような感覚を持つことです。 自分自身が何をどう認知しているのかを認知するということ。 ちょっとややこしいですけど(^_^;)、これを“メタ認知”といいます。 具体例を挙げると、「責任感」が上位の私は、ルールやマナーを守らない人に対してイライラしがちです。 例えば、初詣でお参りの列に並んでいるときに横から割り込まれたりすると、むちゃくちゃムカつきます。 こういう時に、ムカついている自分をもう一人の自分が冷静にみていて「あー、今ムカついてるなぁ」と自分が何を感じているのかを認知することがメタ認知です。 心理学の専門家ではないので解釈が間違っていたらごめんなさい。 いずれにしろ、こうやって自分が今何を感じているのかを冷静に客観視できると、その自分が次にどんな言動を取るのかを選択できるようになります。 そしてこの“選択する”ということが自分の言動をマネジメントすることそのものなのです。
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