自分が変わるということ
その当時の私は、ある意味自分の資質をただ垂れ流しているだけでした。 「責任感®」的に自分なりの(だけの)正しさがあり、それを振り回していました。 しかも、コミュニケーションそのものが苦手だったので、相手から引き出すこともままならず、ただ相手に自分の正しさを押しつけていただけでした。 そこからコーチングを学び少しはマシにはなったものの…。 その当時を振り返って自分と異なる思考パターンを持つ部下に対しては 「何でそういうふうに考えるんだ!!」 と憤慨していることが多くありました。 今思えば、そういうところは一人ひとり異なる強みでもあったはずです。 そういうところを尊重してあげていれば、チームとしてももっと成果が出ていただろうと思うし、何より自分自身のイライラが少なくて心が安定していただろうなぁと思います。 かといってその当時に戻りたいとかは必ずしも思わないわけです。 それは、そういう時間を経ることが自分にとっては必要だったんだろうなぁと思えるからです。 かなーり遠回りはしたけれど、そういう経験があっての今なんだなと。 別の見方をすれば、その当時の自分にとって今の自分は全く想像できていなかったわけです。 そういう意味では人って変わろうと思えば変われるんだよなぁということでもあります。 ただし、ここでの“変わる”というのは人格そのものが変わってしまうということではありません。 昔の自分も、そして今の自分も、思考パターンや価値観そのものは何ら変わっていないと思います。 正しさにこだわるのも相変わらずだし。 (先日みたいに「責任感®」が吠えることも(^_^;)」) それでも何が変わったかと言えば、ストレングスファインダー®をベースに自分を見ていくことでだいぶ自分のことを受け入れられるようになったことです。 そして同時にそれは、自分と他者の違いを受け入れられるようになったことと同義です。 自分そのものは変わらなくとも、自分に対する見方と他者に対する見方が変われば世界は違った見え方になります。 つまりはそれが“変わる”ということなのだと思っています。
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