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ストレングスファインダー®での自己理解を通してあり方を整える

先日、「あり方を整えるコーチング講座」に参加されている方のコーチング実践トレーニングを実施しました。

ストレングスファインダー®での自己理解を通してあり方を整える


昨日のメルマガの編集後記でも書きましたが、初めてとは思えないくらいにしっかりとしたコーチングになっていました。

ここに至るまでにしつこく伝えてきたのは、コーチングでの主体はあくまでクライアントにあるということ。

つまり、すべてを For You で関わっていくものであるということ。

何よりも嬉しかったのは、その点がしっかりと伝わっていたなぁということ。

ある意味 For me のスタンスで自分が欲しい情報を取り、自分で解決策を考えた方が楽なのです。

コーチングを学ぶ前の私はまさにそんな感じでした。

もちろん、相手ともろ利害関係のあるビジネスコーチングと、第三者的に関われる一般的なコーチングでは、相手との距離のとり方の難易度は大きく異なります。

それでも、その当時の私は、コーチングのコの字もなかったので100%指示命令型でした。

あっ、誤解しないで欲しいのは、指示命令が駄目ということではなく、場面に応じた使い分けが大事だということですね。

少なくともその当時の私は、指示命令以外の手段を持ち合わせていなかった訳です。

では、コーチングのスキルを学びさえすれば、いわゆる相手から引き出す関わり方ができるかと言えば、必ずしもそうではないのです。

例えば私の場合は、「最上志向®」、「責任感®」、「自我®」といった資質で、自分自身が質の高い成果を出し認められることが大事でした。

はっきり言えば、自分で抱え込み成果を出し、“手柄を立てる”ことが重要だった訳です。

その当時の私は、そんな自覚はありませんでしたが…。

結局のところ、いくらコーチングのスキルを学んだとしても、マインドが伴わないとダメなのです。

私が本当の意味で部下に対しコーチング的な関わりができるようになったのは、コーチングを学ぶ中で

“自分が”成果を出せないと自分の存在価値がない

との思い込みを少しずつ手放せるようになってからでした。

その意味でやはりコーチングはあり方が大事なのです。

コーチとしてあり方を整えるのが大事ということでもあり、コーチングの学びを通しあり方を整えるということでもあります

その意味で私の講座は「あり方を整えるコーチング講座」としているのです。

で、話しを戻します。

今回のトレーニングに参加してくれた方は、ストレングス的に言えば上位に人間関係構築力の資質が固まっています。

すなわち、ある意味、相手の役に立ちたい人でもあります。

コーチとして相手と関わっていく際、このある種の“優しさ”が仇となることも考えられるのです。

それは、ある意味 For you の思いが強すぎるからこそ、For me になってしまうこと。

相手のためを思うからこそ、役に立つアドバイスをしたくなるということ。

講師の私としてはこれがわかっているからこそ、そうならないように…と導いていくことができます。

先に書いた私の場合であっても、もしその当時ストレングスをもっと深く学んでいたら、そんなに回り道せずに済んだだろうと思います。

その意味でもストレングスファインダー®での自己理解、他者理解は大きな意味を持つのです。

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