ロジカルに研修を組み立てる
今回の研修は、研修エージェントさんからオファーを頂き、こちらで研修プログラムを組み立て提案して、最終的に他社とのコンペで勝ち取ったものです。 私自身は、ストレングスファインダー®やコーチング、アサーションと言ったいわゆるコミュニケーション系の研修が中心なので、「ロジカルシンキング」をやった経験はほとんどありません。 それでも、今回オファーを頂いたとき、頭の中では瞬間的に「出来る!」と確信しました。 それは、元々理系だし、「分析思考」も上位なので“論理的思考”は自分にとって当たり前だというのもあるのですが、自分の「学習欲」、「収集心」、「アレンジ」を使えば、どんな研修でも組み立てられるとの自信があるからです。 研修で大事なのは、最終的に受講者にどういう状態になっていて欲しいのか、すなわちその目的を明確化することです。 今回の提供先からの資料には、「住民への説明をわかりやすく」「説得力のある文書作成」とあったので、最終的にはそれらに対する実践力が身につくことがこの研修のゴールです。 つまり、「ロジカルシンキング」そのものを理解し身につけることが目的ではなく、あくまで「ロジカルシンキング」は手段としての位置づけであり、本当の目的はその先にあるということです。 そこで、その目的に向かい、手段としての「ロジカルシンキング」を理解してもらうことを意識してプログラムを組みました。 まずは、「最上志向」x「収集心」x「アレンジ」で、「ロジカルシンキング」関連の情報を、広く、そして深く集める。 そして、その情報を「分析思考」で論理的に流れを持たせながら「アレンジ」で組み立てていきます。 もちろん様々な情報は世の中に公開されているものを活用しつつ、完全なオリジナルコンテンツとして組み上げました。 だからこそ、自分の中で腑に落ちていて伝えやすいのです。ロジカルに、そしてエモーショナルに伝える
実際の研修の場面で私が大切にしているのは、“問い”です。 どんなに論理的にわかり易く伝えても、一方通行に伝えるだけではなかなか腹落ちしないものです。 だから、まず“問い”を受講者に対して投げかけます。 例えば、今回の研修の冒頭では“論理的に考え、伝える”ことを手段として考えたとき、その目的は何なのか?」という問いを投げかけました。 まず自分自身で答えを探しにいき、その後で一つの答えに触れることで「なるほど!」という感覚が生まれます。 これって要は“感情が動いている”わけです。 すなわち、論理性を大切にしながらも、いかに受講者の感情に訴えていくかが大事なのです。感情を大切にするからこそ論理が生きる
さて、冒頭で投げかけた問いへの私なりの答えは、“納得感を与える”です。 コミュニケーションにおいて、相手の頭の中に“?”を浮かばせずにわかりやすく伝えるには、やはり一定の論理性は必要です。 しなしながら、論理的でありさえすれば相手に伝わるか、すなわち納得感を与えられるかといえば、それは必ずしもそうではありません。 例えば、自分の気持ちを微塵も汲み取ってくれない人の言葉は、それがどれだけ筋が通っていることでも共感できないし、納得できないことがあると思います。 逆に、ある意味筋が通らないことではあっても、相手の熱意とか思いにほだされて納得してしまうことだってあると思うのです。 つまりは、感情を大切に扱う、その土台があって初めて論理性が生かされるのだと思います。 今回の研修で、最後にお伝えしたのがこの部分です。 そこが伝わったとしたら、嬉しいなぁ。
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