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ストレングスファインダー®の資質の組み合わせ「個と全体」

再び資質の組み合わせについて書きます。

資質の組み合わせ「個と全体」


今回の組み合わせは、まずこの方から。

「調和性」x「公平性」の組み合わせは割と多く見ます。

「調和性」は、チーム、組織内での“不協和音”を嫌う資質なのでうなづけますよね。

個が際立ち、皆が好き勝手やるよりは、一定の決まりごとに則り皆が平等に役割を担う方が波風は立ちにくい

こんな考え方に基づき振る舞う感じではないでしょうか。

一方、「調和性」x「共感性」で周囲にそれを強要する感じではないと思います。

「公平性」x「規律性」x「回復志向」で、ちゃんときちんとしたいしやらせたいが出がちだと思いますが、それを「調和性」x「共感性」で抑えている感じかと。

そこがぶつかる感じになるとちょっとしんどいかな。

ここは、以前書いた「アクセルとブレーキ」ですね。

ちょっと脱線しましたが、「調和性」x「公平性」の場合ある意味“はみ出ない”ことが大事だったりします。

皆が少しずつ辛抱すれば丸く収まるそんな感じかも知れませんね。

一方でこの方の場合、“個が際立つ”感じです。

「着想」x「個別化」で自分自身の個性も尊重するし、他者に対してもむしろ個性的であればあるほど惹かれる感じだと思います。

さきほど「調和性」x「公平性」が“はみ出ない”ことが大事と書きましたが、「着想」x「個別化」の場合はむしろ“はみ出たい”感じです。

その両者が相互理解のないまま一緒に仕事をすると、お互いモヤモヤするかもしれませんね。

特に上の方の場合「活発性」x「着想」x「ポジティブ」で躊躇なく動き回る感じなので、もし「調和性」x「公平性」の人がこの人の上司だったりすると毎日ハラハラドキドキでスリリングな気分を味わうかもしれません。(笑)

一方、「着想」x「個別化」の場合は画一的なやり方を強要されることを好まないので、上司から“はみ出る”ことを抑制されるとストレスが溜まりますよね。

「公平性」と「個別化」の違いは、端的に言えば“全体”に重きを置くのか“個”に重きを置くのかの違いです。

全体の利益を最大化しようと思えば、一人ひとりが一定のルールの下で平等に役割を担う必要があると考えるのが「公平性」です。

一方「個別化」は、一人ひとりの違いを考慮し、むしろそれぞれが異なるやり方で最大限力を発揮することが結果的に全体の利益も大きくしていくと考えます。

そのどちらも“アリ”ですよね。

で、大事なのは、やっぱり相互理解です。

人は誰でも自分があたり前として考えていることが世の中としてもあたり前なのだと考えがちです。

だからこそ、「公平性」と「個別化」はぶつかり易いのです。

でも、お互いがお互いの思考や価値観を理解し合えばすれ違いが無くなるどころか、必要な場面でお互いの強みを活かし合えるようになります。

ストレングスファインダー®は一人ひとりの思考の違いをわかり易く教えてくれるので、相互理解が進みやすいツールなのです。

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