相手にとってより心地よい接し方
ストレングスファインダー®は自己理解、他者理解を通し、人間関係をより良いものにしていくことが一つの使い方です。
そして、その具体的な行動の一つとして、相手にとってより心地よい接し方をしてあげるというのがありますね。
例えば、「自我」を持っている人に対してはこまめに承認をしてあげる。
「原点思考」を持っている人に対して何かをお願いする際は、それがなぜ必要なのかの経緯をちゃんと説明してあげるとか。
つまり、その人の持つ資質によりナチュラルに求めてしまうものを与えてあげるということです。
そして別の観点で言えば、相手がより自分の強みを活かせるように配慮してあげるということです。
特に組織、チームやコミュニティのマネージャ、リーダーの方はここを意識するといいですね。
例えば、「社交性」であればより多くの人との出会いがある環境を与えてあげる。
「戦略性」「着想」であれば何かをうまくいかせるためのアイディアや戦略を活かせる環境を与えてあげる。
「アレンジ」「適応性」であれば日々何かが変化し、そこに対応していく必要のある環境を与えてあげる。
のように。
実際、私がマネージャ、リーダーの方とお話しする際は、具体的に部下の方の資質を踏まえた接し方のアドバイスをします。
資質で決めつけない
ただし、そこで気をつけないといけないのが“資質で決めつけない”ということです。
例えば、私も上位に持つ「自我」で言えば、必ずしも何でも褒められればいいかと言えばそんなことはありません。
私の場合は上位に「調和性」もあり、たくさんの人の前で大げさに褒められるのはなんだかムズムズしてしまい苦手です。(^_^;)
もちろん、「自我」を持つ人の中にはそうやって大勢の人の前で褒められて嬉しい人だっています。
ここで言いたいのは、一つには、どこまでいってもやっぱり人ってそれぞれに違うよねということ。
だから、「『〇〇』という資質を持っているからこうだ。」という“決めつけ”は危険なのです。
そして、強みを活かせる環境を与えてあげるという意味でいうと、本人が本当にそれを望んているかという問題があります。
例えば私の場合、「適応性」があり、たしかに不測の事態に強いし無茶ぶりにも対応します。
それでも、無茶ぶりされることが心地よいかどうかは、全くの別問題です。
ここも、他の資質との兼ね合いが出てきますが、私の場合は「責任感」も強く、やるからにはきちんとやりたいとの気持ちもあり、場合によっては目の前のことに“とりあえず”対応しないといけないというのと、でも“ちゃんと”やりたいというのがぶつかることもあります。
そして、もっと大事なことは、誰に言われるかということでもありますね。
自分が信頼を置く人からの無茶ぶりであれば、「自我」があることもあり、結構大変なことでもかえってモチベーション高く対応することもあります。
でも、あきらかに相手がこちらの強みを自分のために勝手に使っているように感じたら、逆に嫌な気持ちになるしモチベーションは上がりません。
私の場合、そういう時でも「調和性」x「適応性」で表に出さずに対応してしまいがちではありますが…(^_^;)
とは言え、かく言う私も、ついついそれと同じように、やってはいけないことをやらかすことがあります。
以前何かのイベントの主催をしていて、何か面白い企画を考えないといけなくなったとき、「着想」持ちの人についついこういう発言をしてしまいました。
「〇〇さん、『着想』持ってるよね?何か考えてよ!」
そのときその人は、あきらかに「そんなこといきなり言われても…」と戸惑った顔をされていました。
それを見て私は、「あっ、やっちまった!(^_^;)」と思いました。
資質を活かしあうというのは、真の相互理解に基づくお互いの信頼関係がベースにあって初めて成り立つということです。
ストレングスファインダー®を通した質の高い対話

繰り返し言いますが、ストレングスファインダー®は相互理解を促進するものではありますがそれがすべてではありません。
かなりわかり易く言い当てられるツールではあるけれど、そこから読み取ったものが絶対ではありません。
そして強みを活かすという観点で言えば、どういう場面でその人が“活かしたい”と思っているかはその人次第ですね。
先ほど書いたように、強みを提供する相手が誰かも大事だったりするので。
結局何が言いたいかと言えば、一番大事なのは“対話”です。
傾聴を伴う対話なくして、ストレングスファインダー®というツールのみでいくら相手を理解したつもりになっても意味はありません。
その意味で、ストレングスファインダー®は対話のきっかけを作ってくれるものでもあります。
どこまで言ってもツールはツールに過ぎません。
大事なのは、ストレングスファインダー®を通した質の高い対話なのです。
自戒を込めて。
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