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クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)で描く、ありのままの自分が輝く未来

ありのままの自分が輝く未来


先日、認定NPO法人キッズドアさんのご依頼により、100名の女子高校生向けにクリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)のワークショップを実施しました。私にとって、いろいろとチャレンジングな部分もありましたが、無事に成功裏に終えることができ、ほっとしています。

実は、高校生くらいの若者にクリフトンストレングス®を導入することに対して、個人的に積極的ではありません。なぜなら、未来に無限の可能性を持つ若者たちに、その可能性を狭めるようなことは避けたいからです。

もちろん、クリフトンストレングス®が可能性を狭めるツールだと言っているわけではありません。要は、その使い方や伝え方次第だと思っています。最近では、特に子育てにおいて、個性を尊重し、強みに目を向けることが強調されがちです。それ自体は悪いことではありませんが、特に親御さんがクリフトンストレングス®のような具体的なツールに頼りすぎることに、若干の危うさを感じることもあります。

たとえば、「あなたの強みは〇〇だから、それを活かしなさい!」と言われることが多くなるかもしれません。これに対して、「それの何が悪いの?」と思われる方もいるでしょうが、私は高校生くらいの年齢では、まだまだ自分の可能性や才能が発展していく余地があると感じています。クリフトンストレングス®で出た資質の順位は、まだまだ変わる可能性があると思うのです。もちろん、これは私個人の見解で、統計的な根拠はありませんが、そう感じています。

もう一つ懸念しているのは、「強みを活かしなさい」と言われたとき、「〇〇が得意だからそれを活かすべきだ」という考えに陥りがちだということです。もちろん、この考え自体も悪くはないのかもしれませんが、私は「何が得意か」よりも、「自分は何をやりたいのか」を先に考えてほしいと思っています。

クリフトンストレングス®は、何ができるかを教えるツールではなく、自分がやりたいことをどうすればうまく実現できるかを教えてくれるツールです。ここを大切にしたいと思うのです。

総じて言えば、自分がやりたいことがあり、それが現時点での上位資質を活かせるものであれば、シンプルにその方向へ進めば良いでしょうし、たとえ苦手そうに見えることであっても、それが自分のやりたいことであれば、ぜひチャレンジしてみてほしいと思います。若者には、トライアンドエラーが許される場がまだまだあると信じています。

クリフトンストレングス®はツールであり、ツールでしかありません。ですから、いかにうまく使うかが大切なのです。

もう一つ、伝えたいのは「違う自分になろうとしないでほしい」ということです。高校生という多感な時期には、他人の持っているものを羨ましく思うことが多々あるでしょう。それは自然なことです。私自身、人生を一巡りしてもなお、そんなふうに思うことがありますから(笑)。

だからこそ、クリフトンストレングス®を使う意味は、すべての人が異なる才能を持っており、それぞれが素晴らしいということを理解することにあります。最初に書いたこととつなげて言うなら、「自分はこんなことも、あんなこともできない」と考えるのではなく、「自分にはこんな才能があり、それを活かせばいろいろなことができる!」と思ってほしいのです。

「自分は自分のままでいい」

さらに言えば、

「自分は自分のままでいるからこそ素晴らしい!」

そう思ってもらえたら、私としては本望です。


上記はギャラップに承認されたものではなく、ギャラップの認可も推薦も受けていません。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)に関する意見、見解、解釈は、株式会社ハート・ラボ・ジャパン代表 知識茂雄だけの考えです。
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