資質を活かして自分らしい新年度のスタートを
新年度ですね。「適応性」上位の私はあまり節目というものには関心が向かない(常に今この瞬間に意識が向いている)のですが、それでも新年度というのはいろんな意味で環境が変わるタイミングではありますよね。
良い意味で捉えると、これまでを一旦リセットして新たな気持ちでいろんなことに臨めるタイミングでもあると思います。
組織で働いている方で言えば、新入社員が入ってきたり、人事異動があったりで新たな人間関係の構築が必要になるタイミングでもあると思います。
その意味では多くの方にとり何かが新しく始まるタイミングでもありますね。
そういうタイミングだからこそ自己理解を深め、新しく取り組むべきことにどう自分固有の才能を活かし自分なりにうまく取り組むのかを考えることが大事だと思います。
例えば「責任感」上位の人であれば、新しい仕事や役割に取り組む際に自分なりに果たすべき役割や責任範囲を整理し、しっかり認識することから始めることでやるべきことが明確になり取り組みやすくなると思います。
ただし、チームとして物事を進めていく必要がある場合はあまり明確に責任範囲を線引きしてしまうと良くない場合もあるので、他者とうまくオーバーラップしながら協同していくことも自分の役割として認識しておくことも大事です。
「共感性」上位の人であれば、誰かの役に立ちその人を喜ばせたいとの気持ちが自然と湧くと思いますので、新たな人間関係の中でまずは周囲の人たちを理解することに努め(「個別化」上位の人は自然とやっているでしょうね)自分がどんなことで役に立てるかをイメージすると良いです。
ただし、他の人ばかりに意識が向き過ぎると自分自身に与えられた個別の案件が疎かになってしまうこともあり得るので、そのあたりの線引きを意識することも大事です。
「戦略性」上位の人であれば、新しい環境の中で新しく取り組むべきことの全体像を俯瞰して掴むことが先に来ると思います。
それは自分が、そしてチームとしてどんな成果を出すべきなのかのゴールを明確にすること、そしてそこに向けて自分、あるいは自分たちがどんなリソースを持っているのかを把握することです。
そうすることでいくつものやり方が自然と見えてきて、状況によって切り替えながらうまく対処することができると思います。
ただし、物事全体を俯瞰して見ることができるのは才能そのものであり、他の人が同じように物事を見ているとは限らないので時に自分に見えている景色を共有する意識を持つことも大事です。
「社交性」上位の人であれば、まずはチームメンバーとの関係性構築に注力することから始めるとよいと思います。
「社交性」上位の人は「ポジティブ」「コミュニケーション」が合わせて上位の方も多く、チーム全体に明るさを活力を与えることもできると思います。
「社交性」自体は人間関係構築力ではないので必ずしも関係性自体を深めたいとの動機づけではないと思いますが、人と関わることに躊躇がないその才能によるチームメンバー一人ひとちと関わる回数の多さから自然と関係性が構築されていくと思います。
ただし、「社交性」の基本的な欲求の中に「人に好かれたい」というのがあるだけに、場合によっては頼まれごとに対して安請け合いしてしまい自分がやるべきことが後回しになってしまうことのないよう注意が必要です。
ここまで書いてきたことは実は本人にとってごく自然にやっていることだったりもすると思います。
自己理解を深めるというのはそういう自分が自然とやってしまっていることに気づきそれをより意識的にやっていくということでもあります。
そして、実際にはそれぞれの人の中で資質一つひとつが単体で動いているわけではなく、複数の上位資質の相互作用でなにがしかの言動につながっていくわけなのでその意味で自分固有の才能に気づいていくことも大事です。
さらには、自己理解を深めるということは他の人と自分がどう違うかを見ていくことでもあり、その意味では自己理解を深めるのはいかに他の人は自分と違うかに気づくことでもあるのです。
すなわち自己理解と他者理解はイコールの関係でもあるので、自己理解を深めていくことが自分とは違う才能を持つ他者とより良好な関係を構築していくことにもつながっていくと思います。
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