クリフトンストレングス®の資質のプロファイリングを通じた承認と理解
先日は、第9期プロファイリング講座参加者向けの勉強会の一環として資質のプロファイリングのデモを実施しました。
私のプロファイリングを受けてくださった方はプロファイリングが終わると皆安堵したような、安心したような笑顔になります。
それは恐らく自分のことを「わかってもらえた」「受け入れてもらえた」との感覚なのだろうと思います。
私のプロファイリングは結果的にはコーチングで言うところの相手を承認していることになるのだと思います。
かと言って私が相手の方を承認しようとしているかというと必ずしもそんなことはないのです。
やってるのは、その方の上位資質からみた振舞いの傾向を強みベースでお伝えしているだけ。
ある意味自分から見えた事実(正確には仮説)をそのまま伝えているだけ。
ことさら褒めようとも思っていないし、素直に「素晴らしいなぁ」「素敵だなぁ」と思うところを言葉にしているのみ。
それでも、まさに「承認」の本質がここにあるのだと思っています。
「承認」の原語は acknowledge これを英英辞典で引くと if people acknowledge something, they recognize how good or important it is と出てきます。
すなわちいかに優れているか、あるいは重要であるかをを認識する。
翻ってプロファイリングとは、今この瞬間のその人の素晴らしいと認識しているところを言語化することに他なりません。
すなわち「あなたはあなたのままで素晴らしい」を具体的に伝える行為。
私自身はそういう思いでクリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)と向き合っています。
そうやって一人ひとりの素晴らしさを伝える仕事をしていると自分にとっても大きなメリットがあります。
それは、苦手な人がどんどん減っていくということ。
クリフトンストレングス®の資質の並びのパターンは無限にあります。
そしてどんな並びの人にもその人なりの素晴らしさがある。
それを繰り返し、繰り返し言語化していくことで人の多様性を素晴らしいものとして認識できるようになります。
もちろん、人それぞれに大切にしている価値観があり、それぞれがぶつかりすれ違うこともあります。
でも前提として自分とは違う価値観を持っているからこそその人なりの素晴らしさがあると思えていれば、違いを受け入れた上でどう関わるかという前向きな関わり方ができるようになると思います。
そしてそれを促進してくれるのがクリフトンストレングス®というツールだと思っています。