相互理解がコミュニケーションの齟齬を減らす
先日は、長野県塩尻市でのストレングス研修でした。
初めての土地で緊張感もありつつ「学習欲」が喜びました。
「学習欲」が喜んだと言えば今回初めて「特急しなの」に乗車できました。
特に帰りは既に暗くなっていたので、姨捨からのきれいな夜景を堪能しました。
さて、研修ではいつものごとく資質の読み込み=プロファイリングからスタート。
人数が割と多かったので後のグループワークの時間を削らざるを得ませんでしたが、何と言ってもこの時間が私の提供する研修の肝。
この時間で自己理解を深めていただくと同時に他者理解も深めていただきます。
人は皆、自分と他者の価値観や考え方が異なることは知っているし、それが当たり前だとも思っています。
それでも人は同時に、そして無意識に、自分が大切にしていることは他の人も大切にしているだろうと勝手に思い込んでいます。
だからこそ、時にすれ違うし、衝突する。
もちろんそういう経験を通して、それを乗り越え関係性を改善していくこともあるとは思います。
それでもそれはあまりにも非効率です。
クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)は、わかりやすく人それぞれの思考、感情、行動のパターンの違いを教えてくれます。
自分がして欲しいことが相手もそうだとは限らない。
自分がして欲しくないことが相手もそうだとは限らない。
ここに気づけることでチーム内のコミュニケーションの齟齬は大幅に緩和されます。
影響力の資質が比較的多く上位にある人は、端的、率直な物言いになりがちです。
そしてそういう人は自分に対しても率直なコミュニケーションを取って欲しい。
一方、人間関係構築力が比較的多く上位にある人は、相手への配慮のあまり率直な表現が苦手だったりします。
別の言い方をすれば、あまりに率直過ぎる表現は感情への配慮がないように感じられてしまうのです。
そういうところがお互いのすれ違いにつながりがちです。
でもこうやって表現することでお互いの大切にしていることをお互いに知ることができれば、すれ違いをなくすことまではできなくとも減らすことは可能です。
昨日の研修でもその点はきっと伝わったと思います。
強みベースでの自己理解で自己尊重につなげ、強みベースでの他者理解で他者尊重へとつなげる。
その大切さをこれからも伝えていきたいと強く思います。