クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)は自己肯定のために使う
先日は、クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)のオンラインセミナー(ワークショップ?)を開催しました。ここでの目玉は、時間の許す限りでお一人おひとりに対してクリフトンストレングス®の資質から見た具体的なアドバイスを差し上げることです。
その際に私自身が気をつけている、と言うよりむしろ自然とやってしまっていることがあります。
それは、相手の方の上位資質の組み合わせから来る思考、感情、行動のパターンすなわち振舞いの傾向性を一切否定することなく受け入れた上で、その方の課題への対処法や目的に沿った資質の活かし方を伝えていくということ。
当たり前と言えば当たり前のことですが、以前の私からしたらあり得ないことでした。
なぜならば、以前の私は自分の考え方こそが正しいのであり、その考え方に沿わない人はすべて否定してきたからです。
その後、コーチングやクリフトンストレングス®を学ぶにつれ、本当に人それぞれに価値観や考え方が異なり、そういう異なる考え方をする人がいるからこそ社会は成り立っているのだということに気づけました。
そこから、人それぞれの違いは、そのままその人の良さそのものであるとの考えに至りました。
なので、今はどういう資質の並びを持つ人が目の前にいても、その人なりの素晴らしさがイメージできるようになりました。
資質から来るその人の傾向性は、あくまで無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターンであり、無条件に強みとして表出するわけではありません。
むしろ時と、相手と、場合によっては何かの妨げになってしまうこともあります。
だからと言って
「そうならないように気をつけましょう」
とのアドバイスが機能することはありません。
普段意識でやってしまうことをやめることを意識し続けるのは無理だからです。
私が良くお伝えするのは
「妨げになる面を克服しようとするのではなく、うまく対処しましょう」
ということ。
ここで言う克服とは、前述した無意識でやってしまっていることを永久にやめるということなので、。そもそも出来っこありません。
仮にできたとしても(絶対無理だけども)、資質の組み合わせから来る傾向性に二面性がある以上、妨げになる面を克服してしまうとその裏側の強みすら無くなってしまうことになるので意味がないのです。
私が妨げになる面への対処についてアドバイスする際は、その方の上位資質の特性を活かす形でうまく対処できないかを考えるようにしています。
例えば影響力、人間関係構築力の資質が上位で、戦略的思考力が低い人で、情報を集めるのが苦手だったり、戦略的に考えるのが苦手だったりするのであれば、それを得意とすることを巻き込むのが最善だったりします。
その方が自分の影響力資質や人間関係構築力資質の持つ強みを活かせるからです。
実際には、既にそうしている面がありつつも、どこかで「これでいいのだろうか?」との疑問を持ち続ける人が多くいます。
そういう方には、「それでいいんですよ!」と言ってあげる感じだし、自分で何とかしようともがいている人に対しては「もう諦めましょう!」と引導を渡す感じでもあります(笑)。
いずれにしても自分の上位資質の組み合わせからくる傾向性を否定的に受け取っていると、そこから先の答えは見つからないのです。
ということでクリフトンストレングス®の結果を活かすカギは、決して自分の無意識の思考、感情、行動のパターンを否定しないこと。
そして、自分の苦手なことや妨げになってしまう傾向すら自分に得意なことを活かし対処していくことが大事なのです。
それを意識していくことでもう一つ良いことがあるとすれば、冒頭で私自身のことを書きましたが、自分で自分の資質なりの傾向を否定することなく受け入れ、むしろ自分の良さとして認識できるようになることでそれが他者にも投影され、他者に向ける視線も肯定的になるということです。
この感覚が得られることで、人間関係に関する課題や悩みを解決する方向に向かうことは言うまでもありません。
自己肯定はそのまま他者肯定にもつながります。
クリフトンストレングス®は自己肯定のために使うものでもあると思います。
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