上位資質ゆえの思考が妨げにならないよう対処する
ストレングスファインダー®にしろ、クリフトンストレングス®にしろ、ストレングスとついているからには強みベースでの自己理解と強調されるのは当然のことだと思います。一方で、ストレングスファインダー®で定義される才能とその固まりである資質は、強みそのものではありません。
あくまでその定義は、思考、感情、行動のパターンであり、それを役立つ方向に開発してこそ真の強みとなります。
そしてもう一つ大事なポイントは、自分の無意識の思考、感情、行動のパターンに無自覚でいると、その思考のクセゆえに妨げになる部分も出てくるということです。
その意味で大事なのは、そういう妨げになる部分を減らせるように、いかにマネジメントしていくかということです。
ここで、“なくす”と書かずに“減らす”と書いているのもポイントです。
なぜならば、自分の上位資質ゆえの妨げになる部分は、役立つ部分と常に表裏一体なので、妨げになる部分をなくそうとするのは同時にその裏側にある役立つ部分も消し去ることになり、意味のないことだからです。
そういう意味では“減らす”というのもまだ語弊がありそうなので、ここでは“対処する”という表現にしておきたいと思います。
もうだいぶ古い記事ですが、最近知り合いが中野信子さんの「『協調性の高い人ほど収入が低い』"いい人"をやめたほうがいいこれだけの理由」という記事を紹介していました。
「調和性」が上位の私としてはタイトルを見ただけでドキッとするわけですが(笑)、内容を読んでみるととても納得するわけです。
収入の多寡が幸せに直結するものではないので、ここではその議論はしません。
それでも、ただただ無自覚に“いい人”でいることが必ずしも自分のためにはならないことが多いのは事実だと思っていて、そこに“対処する”のは大事なことだと自分の経験からも思っています。
ここでは「調和性」を例にとりますが、「調和性」上位の場合で妨げになる部分があるとすれば、対立を恐れるあまり「No」が言えない部分だと思います。
上述した記事の中で中野さんは「自分の『嫌い=できない』を発信する力も身につけていくことが必要」と述べています。
まさにこの部分が「調和性」上位の人にとって苦手な部分であり、対処すべきところでもあると思います。
必ずしも「調和性」上位の人のみとも限らず、日本人にはこういうことを苦手としている人も多いかもしれませんね。
いずれにしても「No」が言えない人に共通しているのは自分が「No」を言うことで相手に不愉快な思いをさせてしまうとか、相手に嫌われてしまうとかそういう思い込みを持っていることだと思います。
なので、“「No」が言えない”に対処していくには、それが単なる思い込みだということに気づくことが第一です。
その上で実際に「No」と伝えるトレーニングをしていくことです。
ここは、アサーティブな伝え方を学ぶと良いと思います。
実際に「No」を伝えてみると、「No」と伝えたところで自分が心配することが起こることはほとんどないことに気づけるでしょう。
そうなると、「No」と言うことへの抵抗感そのものは払拭できないにしても、本当に自分がイヤだと思うことに対しては思いきって「No」が言えるようになっていくと思います。
なんでもかんでもイヤなものは「No」と言うことが大事ということではなく、過度な自己犠牲を伴うものに対しては「No」と言う選択肢を持つことが大事だということです。
裏を返せばより自分を大事にすることにつながりますし、自分を大事にできれば他者のことも本当の意味でより大事にできると思います。
ここでは主に「調和性」を事例として扱いましたが、どんな資質、そしてそれらの組み合わせでの特徴にも役立つ面と妨げになる面の両面があります。
ストレングスファインダー®を活かす上でのカギは、自分の上位資質を強みとして意識し開発していくのと同時に、妨げになる部分に適切に対処していくことです。
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