資質の組み合わせから複雑性を読み解く
ストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)を本当の意味で活用したいのであれば診断を受けて終わりにするのは論外として、上位資質それぞれを単体で理解することに留めるのももったいないと思います。資質というのは、人が持つ思考、感情、行動のパターンを分類して最大公約数的に言語化したものです。
言い方を変えれば、上位に同じ資質を持っていたとしても他の上位資質が異なれば(組み合わせが違えば)その人の特徴的な傾向は微妙に変わってきます。
一人ひとりの思考の中で一つのひとつの資質からくる思考がそれぞれ独立していることなどあり得ないので、当然いろんな資質の特徴が混ざりあって表出します。
ギャラップ社の資質の解説では、それぞれの資質に対し組み合わせによりその資質の特徴を強めるものと緩和させるものがあると示されています。
例えば、「最上志向」を例に取ると、強めるものは「達成欲」「活発性」「信念」「自我」「競争性」「自己確信」、緩和させるものは「包含」「成長促進」「調和性」「親密性」「共感性」「公平性」とあります。
ここで、「最上志向」を上位に持つ人の中には「あれっ?」と思った方がいるかもしれません。
「自分は、強めるものと緩和させるもの両方持ってるぞ」と。
そうなんです。
ことはそう簡単ではなく、そういうことが当然ながら起こり得るわけです。
ストレングスファインダー®は二項対立的な考えを取らないので、どんな上位資質の組み合わせもあり得ます。
すなわち、一つの資質に対しその資質の特徴を強めるものと緩和させるものの両方の組み合わせを持っている人も当たり前にいます。
私自身がそうです。
「最上志向」と共に、強める側の「自我」と、緩和する側の「調和性」の両方を上位に持っています。
そして、そのような概念があることを前提に自分を客観的に見ていくと、その複雑性についても自覚があります。
「最上志向」x「自我」である種の優秀さでもって重要な存在として周囲から認められたいとの強い欲求がありつつ、そちら側に振り切れないよう、ある意味出る杭にならないよう抑えに入る「調和性」。
そういう複雑性を実際に持っています。
資質の組み合わせを読み解いていくというのはこういうことを読み解いていくということでもあります。
普段の振舞いの傾向を表出させるメカニズムを、資質の組み合わせから読み解いていくのです。
そうすることで、より自分自身を客観視することが可能となり、より望ましい言動がとれるようマネジメントしやすくなるのです。
ストレングスファインダー®は、上位資質の組み合わせから来る複雑性を読み解いてこそ、真の価値を感じられるツールだと思います。
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