“否定ありき”からの脱却
昔の私には、物事を否定的に見てしまうクセがありました。 最初にそれに気づいたのは、前職でアサーティブ研修のトレーナーになるための研修を受けているときでした。 他の人の模擬講義に対しフィードバックをするトレーニングをしていたときのこと。 講師からは、「まず良かったところを指摘してください」と言われていました。 ところが私は、 「△△なところや、◇◇されていたところが良かったと思います」 と伝えつつ、続けて 「ただ…」 と言いかけました。 その瞬間に飛んできたのが、 「“ただ”は要りませんっ!!」 という講師の声。 「あぁ、そうかぁ…自分は否定ありきで相手を見ていて、良かったところって付け足しで言っているに過ぎなかったんだなぁ」 と思い、急にとても恥ずかしくなったのを覚えています。 恐らくここにあるのは、誰かを肯定してしまうと相対的に自分の価値を下げてしまうのではないかとの思い込みです。 もっと言えばそれに対する恐れです。 当然ながら、他の人を否定し続けることで自分を肯定し続けるのは健全ではありません。 言ってみれば、周囲の人たち全員が“間違っている”人たちになってしまう訳で、それだと人間関係もうまくいかないししんどいだけです。 今振り返ると、自分が上位に持ってる「責任感」とか「自我」が良くない方向に働いていたんだなぁと思います。 そこからコーチングやストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)を学び、人それぞれの違い、多様性があること自体素晴らしいことであると素直に思えるようになりました。 もちろん自分なりに大切にしているものが明確にある以上は、それを同じように大切に思わない人に対しネガティブな感情が湧くこともあります。 人間だもの…。 それでも、かつての“否定ありき”というあり方は手放せたのではないかと思っています。 もし、私と同じように“否定ありき”だなぁと感じる人がいたら、こんなふうに普段の意識付けをしていくと良いと思います。 それは、 「この人の自分にはない強みってなんだろう?」 との問いを持って人と接することです。 すると、それまで否定すべき対象だった相手の価値観や思考パターンが、むしろ尊重すべきものとして見えてくると思います。 もちろん最初からそんな簡単にいくものでもないと思います。 それでも繰り返し、繰り返し、その問いを持って人と接していけば、いつの間にか他者のことを自分とは違うからこその良さを持った人たちだと素直に思えるようになると思います。 そして、思えていた方が周囲の人たちとの関係性も良くなるし、日々のストレスも減り生きやすくなると思います。ストレングスファインダー®徹底活用ガイド
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