イライラを減らすシンプルな方法
前回の記事に対し、ご質問をいただきました。 > 責任感が正しさを求めること、すごくよく分かります。 > 自分に関わることで、間違った情報をつかまされたら、激怒します。 > 激怒も「内心」に納められるようになってきたし、人の基準と自分の基準は違うことも、頭では理解しています。 > このイライラを和らげる方法として、基準が違うということを理解する以外に、アイデアがあれば、教えてほしいです。 ここから先の話しはご質問いただいた方にも当てはまるかどうかはわかりませんが、自分自身に適用したことです。 まず考えるべきは、なぜ自分だけの正しさを他者にも押しつけようとしてしまうのか…ということ。 自分と同じ正しさを持たない人に対してなぜそこまでイライラしてしまうのかということ。 往々にして自分の大切にしている価値観と、自分自身の存在価値が紐づいていたりします。 すなわち、「責任感」的に言えば、常に誠実で正しくあることで価値ある存在として周囲から認められるとの無意識の思い込みがあるということです。 振り返ると、私の場合はまさにそうでした。 どういうところでそう感じるかと言えば、何かしらの過ちを犯してしまったときとかです。 特にそれによって他者に迷惑を掛けてしまったときには強烈な罪悪感を感じてしまいます。 「責任感」上位だと、自分に与えられた役割ややるべきことを確実にまっとうしようとします。 その種の誠実さと自分の存在価値とが紐づいてしまっていると、自分が果たすべきことを果たせなかったときに自分の存在価値が毀損されてしまうように感じられるということです。 従い、自分自身は常に誠実で正しい存在であらねばならなくなります。 そうでなければ自分の存在価値を感じられなくなってしまうので。 逆に言えば、そして極論すれば、それを証明するためには他者は常に間違った存在でなければならなくなるのです。 すなわち、他者に対するイライラは、他者に原因があるのではなく、自分の正しさを証明するとの目的があって自分自身が生み出しているものだということ。 そんな馬鹿な…と思われるかもしれませんが、私にとってはこう考えるとしっくり来るのです。 で、これを踏まえて他者の振るまいに過度にイライラしないようにするにはどうすればよいのか。 まず、常に正しい自分でないと存在価値がないというのは明らかに非合理な思い込みです。 だから、この思い込みを緩めていく必要があります。 ちなみに私が緩めるという表現を使うのは、完全に払拭することを目指すのは現実的だと思わないし、それを目指すこと自体がしんどいことだと思うからです。 なぜならば「責任感」上位の人は、こういう話しをして放っておくと、「思い込みを手放さねば」と、ここでも“べき、ねば”で自分を追い込んでしまうからです。 多くの人がはまってしまう罠です。 ちょっと脱線しましたが、では具体的にどうやって非合理な思い込みを緩めていくのか。 単純に言うと、常に正しくあろうとすることを勇気を出してやめてみるということです。 シンプルにそういうことです。 もちろん、むりやりウソをつけとか、わざと不誠実なことをしろとかそういうことではありません。 具体的には、例えば、誰かと約束したことを気が乗らないという理由でドタキャンするとかです。 もちろん、それによって誰かに何かしら大きな迷惑を掛けてしまうようなことのない軽いことからです。 「責任感」上位の人にとっては、その種のことをやるのはあり得ないことだと思います。 それを敢えてやってみるのです。 それによって何が起こるかと言えば、多くの場合で“何も起こりません”。 言い換えれば、自分にとってはあり得ないくらいの不誠実な行為も、自分が思う以上に許されるということに気づけるということです。 こういう小さなことを繰り返していくと、時間が経つにつれて少しずつ非合理な思い込みが緩んでいくと思います。 そして、自分に過度な正しさを求めなくなると、その裏返しで他者に対しても過度な正しさを求めなくなります。 すなわち、他者に対してイライラする頻度も減っていきます。 参考になるかわかりませんが、これが私の考える対処法です。 -----------ストレングスファインダー®徹底活用ガイド
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