資質の根っこにあるものを言語化する
先日は、第6期プロファイリング講座の実質的な開講日で資質理解の第一回でした。 あくまでプロファイリング、すなわち資質の組み合わせによる振る舞いの傾向を読み解くことにつなげるのが目的なので、それぞれの資質の特徴を理解することに留まらず、その根っこにある動機を探っていくことを大切にしています。 いろんな資質を扱っていると、異なる資質であっても同じものを目指しているように思えることがあります。 例えば、「目標志向」にしろ「分析思考」にしろ、何かやるときにはその目的をクリアにしておきたいとの感覚があります。 でも、同じ目的をクリアにすると言ってもその意味するところはまったく違います。 「目標志向」的には、行き先、ゴールを明確にすることを大事にしています。 「目標志向」の場合は、到達地点から逆算してやるべきことを明確にしていく資質なので、そもそもの行き先が明確でないと思考が働かないからです。 一方、「分析思考」の場合は「なぜ、それが必要なのか?」の理由が知りたい感覚です。 「分析思考」は物事の因果関係を明らかにしたい資質なので、目的、理由が明確になることで納得感が高まります。 他にも、例えば「アレンジ」「戦略性」「規律性」には大枠では効率性を求めるとの共通点があります。 それでも、それぞれの資質で効率性が意味するものが異なります。 「アレンジ」の場合は、既にやるべきことが決まっていて、すなわちやるべきタスクが存在していて、それらをどう効率的に実行して成果につなげるかを考えます。 どういう順番でやるとより効率的か、同時並行に進められるものはないかを常に考えながら動きます。 「戦略性」は、そもそも戦略的思考力の資質です。 すなわち、ここでの効率性は方法論についてであり、いかに手数を掛けずに最大の成果を得るかを考えます。 ある意味コスパの最大化を目指していると言ってもいいかもしれませんね。 「規律性」の場合は、物事を秩序立てる才能です。 思考の整理整頓をして、無駄なことに思考を回さないようにしたいとの感覚だと思います。 こんなふうに大枠では同じことを目指しているように見えていながらも、細かく見ていくとそれぞれの資質により思考そのものはまったく異なります。 ということで、自分の上位資質をヒントに自分の思考の特徴を精度高く言語化することが大事だと思います。 自分が何を大切にしていて、何を求めているのかが明確になれば、自分にとって心地よいやり方が明確になるし、他の人にどう関わって欲しいかも明確になります。 そうなればその方向にいろんなことをマネジメントし、整えていくことが可能となります。 他にも、自分とは違う思考を持つ人と時にすれ違い、ぶつかってしまう理由、メカニズムが明確になるとのメリットもあります。 そうなることでそういう場面でどう対処すべきかも見えやすくなると思います。 ストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)を本当の意味で活かせていない方はこの段階まで行き着いていない方だと思います。 ストレングスファインダー®の場合は、診断結果と簡易な解説だけ見て 「そうそう、そんなとこある!」 と納得してしまいやすいのがもったいないところだと思います。 その先にある自分なりに大切にしていること、必要としていること、日常の振る舞いの動機付けなどを理解できることで、より生きやすく充実した人生へとつながっていくはずです。 -----------ストレングスファインダー®徹底活用ガイド
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