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“違い”を前提としたコミュニケーション

“違い”を前提としたコミュニケーション


先日は、コーチングの学びでした。

その中で、コーチングの契約に先だってのオリエンテーションについて実践トレーニングをする場面がありました。

そこでの気づきです。

二人ずつペアになり、相互にオリエンテーションし合うというワークでした。

お相手の方のオリエンテーションで「いいなぁ」と思ったのは、最初の自己紹介の段階で自分がどういう経緯でコーチングに出会い、学ぼうと思ったのか、そしてその結果どうなったのかのストーリーをお話しされたことでした。

それによってコーチングというものに対するポジティブなイメージが湧き、期待が高まるように感じられたのです。

一方で私がクライアント役として物足りなく感じたのは、コーチが具体的に何をしてくれるのか、クライアント側には何が要求されるのかの説明が弱いことでした。

ここはもちろん良い、悪いの問題ではなく、大事なのは、人それぞれにどんな情報を欲しているか、そしてその裏返しでどんな情報を他者に対して優先的に与えがちかが違うよねということです。

私の場合で言えば、無意識に自分の自己紹介は手短に済ませ、コーチングにおいて何がどう起こり、こちらからどんなものを提供できるのかを説明することに時間を割きたがる傾向があります。

もちろんそういう情報を欲している人にはそれが機能するのだと思いますが、人によってはもっと抽象的なイメージで感情に訴えた方が響く人もいると思います。

人は無意識に自分が欲しいものを人に与えがちです。

もっと抽象化すれば、人は自分がして欲しいことは他の人もそうだと思いがちだし、自分がして欲しくないことは他の人もそうだと思いがちだということ。

そしてそれは実際には多くの場合で成り立たないということ。

この事実を踏まえ、一つには自分がして欲しいことは明確に言語化して相手に伝えることが大事だということがわかります。

一方で逆の立場から考えると、相手がどんなことをして欲しいのかを聞き出し、引き出すことが大事だということ。

人それぞれに求めているものがそもそも違うわけなので、その違いを前提としたコミュニケーションが求められるということです。

その意味で、ストレングスファインダーを始めとしたツールにより自己理解、他者理解を深めることが大事だなぁと。

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