“相手を信じる”とは“自分を信じる”こと
肩に力が入ってしまうと何でもうまくいかないとよく言われますが、コーチングでもそうです。 肩に力が入っている状態とは「クライアントさんに何かしら気づきを与えねば…」との気持ちが入りすぎていることを指します。 これってコーチングをやり始めた最初の頃は、ほぼほぼ全員が陥る罠だと思います。 コーチングがうまく機能すると相手に気づきが生まれることがあるのはたしかですが、それを目的としてしまうと大抵うまくいかないものなのです。 では、肩の力を抜くにはどうすれば良いか? 一つにはトレーニングを繰り返すことです。 うまくいかない経験をいっぱいして肩の力の抜き加減を覚えていくことです。 自分で肩に力が入っているのを気づくのは難しいので、トレーニングの際は他者にフィードバックしてもらうのが有効。 先日もまさにそんなトレーニングでした。 そうやってトレーニングしていく中で気づくことがあります。 なんでやたらと肩に力が入ってしまうのか? 一つの要因は、自分が提供しているものと自分の存在価値が紐付いてしまっていることです。 “相手に役立つ自分だから存在価値がある” こういう無意識の思い込みがあると“役立ちたい”が先走ってしまい、空回りします。 コーチングが機能し始めるのはこういう思い込みを手放せたときです。 相手の役に立とうと思えば思うほどうまくいかない。 むしろそれを手放せたときにクライアントは勝手に気づきを得てコーチングが機能する。 矛盾してますがそんなものなんですよねー。 ここで言っていることはよく言われる相手(クライアント)を信じて関わるということにつながります。 すなわちクライアントは自分で答えを見つける力があるのだと。 でも思うのはそこに至るためにこそまず自分を信じる必要があるということ。 役に立てる自分でなくとも存在価値があると、存在そのものに価値があると、自ら信じること。 結局ここなんだよなぁと思います。 自分自身まだまだだなぁ…と思いますが。 今日は(今日も?)ちょっとややこしい話しになってしまいました。。 「内省」的にこういうことを考えるのが好きなのです(笑)。
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